2016年1月14日、インドネシアの首都ジャカルタで起きたテロ事件。規模はあまり大きくないが、民間人が犠牲になり、改めてテロの脅威に驚かされる。
テロの現場
現場となった中央ジャカルタのタムリン通りのスカイラインビル(Skyline Building)は立ち入りが禁止されている。このビルに入っている日系企業の名前一覧は下記のとおり。
中外炉工業
ジャカルタジャパンクラブ(JJC)
丸順
ジャカルタ太鼓クラブ
JAC Business Center
Tokyu Land Indonesia
テロの被害者
民間人:カナダ人、インドネシア人、合計4人。
容疑者4人死亡。
23人が負傷。
日本人に被害は?
ビルの4階のジャカルタの日本人会(JJC)の事務所があり、併設の図書館には、約30名の日本人幼稚園児が集まっていて、泣き出す子もいたそうだ」(ジャカルタ・ジャパン・クラブ 吉田晋事務局長)。
出典:ジャカルタテロ、ビルにいた日本人「直下で爆発」(TBS News i)
テロの目的は?
ISISの犯行声明では、「十字軍同盟の国民が集まる場所を狙った」と述べ、ISIS掃討作戦に加わっている国の国民を狙ったことをうかがわせている。ISIS掃討作戦には、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、オランダ、バーレーン、そして、アラブ首長国連邦(UAE)が参加している。
犯人は逮捕されたのか?
インドネシア警察は2015年1月16日、事件に関与した疑いでジャワ島やカリマンタン島などインドネシア国内各地で計12人を逮捕し、同時に拳銃9丁も押収したと発表した。
押収された銃や爆弾はフィリピン製だったことが新たに判明し、警察はフィリピンの過激派から武器が提供された疑いがあるとして、国を超えたネットワークの解明を進める方針だ。
出典:インドネシア爆弾テロ 現場で使われた銃はフィリピン製と判明
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