今、マニラで活躍中のブロガーのブログを読んでいたら、マカティに漫画図書館があるという記事を見つけた。
フィリピン・マニラの漫画喫茶!日本のマンガが読める「マニラまんが図書館」
そんな、まさか。私はフィリピンに来た当初、日本書籍欲しさに、あらゆる情報網を駆使して探し回り、時には古い情報に期待を込めて行って見たもののもぬけの空だったりしたものだ。そこでたどり着いた結論は、マニラには漫画喫茶のようなものはないということだった。
マニラまんが図書館の基本情報
地図
住所
LG6 Star Centrum Condominium 317 Gil Puyat Ave., cor. Malugay St.,Makati
※LGはLower Ground floorの略だろう。
電話番号
02-856-0038
営業時間
10:00〜17:30(日曜定休)
※よくよく受付のフィリピン人に聞いてみると8時からやっていると言っていたような気がする。
料金体系
なかなかしっかりとした料金体系。会員、非会員とも最初の2時間までは同じ料金だが、3時間以降は会員になったほうがお得というわけだ。しかも会員になると1ヶ月1000ペソ、3ヶ月2000ペソで読み放題という太っ腹。
しかし、この料金体系がとんだ絵に描いた餅であったのを後から知ることになる。
当日ゲスト(会員登録不要)
- 最初の1時間:100ペソ
- 以降一時間毎:100ペソ
会員(入会金500ペソ)
- 1時間:100ペソ
- 3時間:200ペソ
- 5時間:300ペソ
- 1ヶ月読み放題:1000ペソ
- 3ヶ月読み放題:2000ペソ
その他
無料Wi-Fi、フリーウォーター、無料コーヒー、飲食持込可。
※このうちの一つがとんだパチものだったと後から知ることになる。
マニラまんが図書館への行き方
Star Centrum Condominiumのエントランス。「フィリピン・マニラの漫画喫茶!日本のマンガが読める「マニラまんが図書館」」も同じアングルだった。そうなってしまう自然界のパワーが働いているのだろう。
住所にあるStar Centrum Condominium 317の317の部分をうるおぼえしていて、てっきり漫画図書館は3階にあるものだと思った。
エントランスに入る際は、ログインブックに記帳しなければいけないのだが(ID不要だった)、3階にあるマンガライブラリーと言っても通じなかった。
A lot of Japanese comicsと言って初めて通じ、「アイキューブ」はこっちだぞと言って、下へ下る階段を警備員が指差した。地下から3階へ昇るエレベーターでもあるのかと思い、階段を下へ。
降りてすぐの通路を右に曲がると、料金表が貼ってある、入り口が見えてくる寸法だ。
店内の様子
店内はところどころパーテーションで区切られており、決して広くは無い室内を有効活用している。
なぜかところどころに楽器がおいてあった。
ホワイトボードもあるので会議にも使えるはずだ。
これはどこの楽器だろうか?日本では無いことは確かだ。
無料コーヒー。沸かされていてなかった。店内の様子をみてわかるようにお昼すぎにもかかわらず、客はゼロ。たった一人のために電気代をつかうわけにはいかないのだろう。ただ、フィリピン人スタッフに言えば、いれてもらったかも知れない。
また、そのスタッフに聞くと、だいたいお客は少なく、たまに団体が来るくらいだという。それでこのマカティの一等地で採算がとれているか不思議な話である。
マンガの種類
圧巻は、漫画の少なさだ。「フィリピン・マニラの漫画喫茶!日本のマンガが読める「マニラまんが図書館」」には2000冊とあったので、パッと見多いと思ったが、実際来てみるとその量の少なさに驚きを隠せなかった。写真はバガボンド。
寄生獣。
ドラゴンボール。全話ないだろう。ちなみにワンピースを探したが無かった。
SAMURAI Xで有名なるろうに剣心。一巻だけ読んだ。
入架待ちの本たち。
はじめの一歩。もう置く棚がないらしい。
GTO。
サザエさんのコミックは初めて見た。
机の上に、並べられた何一つ知らないコミック。
コミックは以上。漫画の量で言えばマニラ一かもしれないが、中年おじさんが読むまんががどれだけあるかと言えば、リトル東京のYAMAZAKIといい勝負かもしれない。
【マニラおすすめラーメン】マカティ・リトル東京のおなじみYAMAZAKIには知られていない秘密があった。
入り口付近に置いてあったパンフレット。2014年5月号。誰が読むのだろう。
iCubeとは
さて、エントランスで警備員に言われたアイキューブ。マニラでコワーキングスペースや貸し会議室を運営している会社らしい。コワーキングスペースが1500ペソ、バーチャルオフィスが1500ペソ。月極かどうかは謎だ。
と思ったが裏を見たら詳細があった。パンフレットの右上が、コワーキングスペースらしいのだが、もろにはじめの一歩が置いてあったデスクだ。つまりマニラまんが図書館はコワーキングスペースとの共有スペースであったのである。
ここで下記プレミアムパッケージで会議室利用とあるが、まさかと思うが、前掲のホワイトボードがあるスペースではあるまい。もしそうだとしたら、会議室というよりか会議スペース、しかも会議情報が他の人に筒抜けというオマケつきだ。
ここで、採算がとれているか不思議だと前述したが、おそらくこのコワーキングスペースと情報ダダ漏れの貸し会議室会議スペースでも売り上げをたてているのであろう。そして、たまに団体で来る客とは、その会議スペース利用者にほかならないだろう。
プレミアムパッケージ:3,000ペソ
- 無制限コワーキングスペース
- 会議室月15時間利用可
- フリーパソコンロック
- 郵便物引取り:500ペソ
- ロッカー使用:500ペソ
- 最小6ヶ月契約
- 契約時全額払い
スーリットパッケージA:1,500ペソ
- コワーキングスペース月5日利用可
- 契約時全額払い
住所登録:3,000ペソ
- 住所付与
- ロッカー利用
- 郵便物受け取り
そして帰路へ
来たほうのエントランスと逆のほうにも出入り口があったのででてみると、な、なんと弊ブログ御用達のタンタン麺ハウスがあるではないか。
兎にも角にも、マニラまんが図書館は、日本にあるまんが喫茶やネットカフェと同レベルをイメージせずに行くと、なかなか興味深い場所であった。
みなさんもこの週末に行ってみてはいかがだろうか?(日曜は休み)
コメント
[…] 今週末はフィリピン・マニラの漫画喫茶へゴー?する?それともコワーキングスペースでお仕事? […]