フィリピン留学の黎明期からマニラ・ケソンシティを代表する韓国系の名門スパルタ校として知られていた「CNN(CNN Language Training Center)」。
フィリピン大学(UP)やアテネオ大学といった最高峰の名門大学が集まる学園都市ケソンに位置し、講師陣の質の高さやTOEIC・IELTS・ビジネス英語対策の厳格な指導で数多くの留学生を輩出してきた伝説的なスクールです。晩年にはビジネス街オルティガスにも社会人向けプレミアム校舎を展開していました。
本記事では、私が実際に現地を訪れた際に撮影した貴重な写真とともに、CNNケソン本校が位置していたUP Village周辺の環境や近隣名門校(Claret School・Holy Family School)との位置関係、オルティガス校の歴史を振り返りつつ、現在のマニラ留学事情を解説します。
マニラ・ケソンの名門語学学校「CNN」とは?
CNNは、フィリピン留学ブームの初期から高い知名度を誇っていた老舗の韓国系語学学校です。セブ島のリゾート留学とは一線を画し、「本気で英語力を伸ばす」「欧米圏への大学進学やワーキングホリデーの準備をする」というモチベーションの高い生徒が集まる環境でした。

CNNの最大の特徴は、フィリピン大学(UP)をはじめとするトップスクールの卒業生・在校生を講師として多数採用していた点にあります。文法や発音指導のレベルが非常に高く、セミスパルタ形式の徹底した学習カリキュラムが提供されていました。
Claret SchoolやHoly Family Schoolに隣接していたケソン本校の立地
CNNがキャンパスと学生寮(センター寮・英語寮など)を構えていたのは、ケソンシティ・UP Villageの「Mayumi Street」沿いでした。有名なグルメストリート「Maginhawa Street(マギンハワ・ストリート)」のすぐ近くに位置しています。

当時のCNNの住所表記に「(Claret School)#8 Mayumi St」と入ることもあったほど、カトリック系名門校「Claret School of Quezon City」の広大な敷地や施設群のすぐ真隣に位置していました。また、目と鼻の先には私立カトリック校「Holy Family School of Quezon City」もあり、エリア全体が教育機関に囲まれていたのが特徴です。
Claret SchoolやHoly Family Schoolの敷地周辺は緑も多く、マニラ中心部(パサイやマラテ)の喧騒とはまったく異なる、落ち着いた文教地区ならではの佇まいを残しています。留学生はこれらの学校や教会施設を横目に見ながら毎日通学していました。
クラレチアン財団の教育・出版施設と現地の規律
CNNのすぐ目の前には、クラレチアン宣教会が運営する宗教・教育関連の出版本部「Claretian Communications Foundation」の施設が広がっています。
敷地内には書籍や学習用テキストが販売されているスペースもあり、アカデミックな文化が深く根付いていることが分かります。

また、現地の公的施設や教育関連施設ではドレスコード(服装規定)が厳格に定められており、タンクトップや短パン、ビーチサンダルなどでの入場が制限されるケースが一般的です。CNNなどの伝統的なスパルタ校でも、こうした周辺環境と同様に学習規律や生活態度が厳しく管理されていました。
静かで治安の安定したUP Villageの環境があったからこそ、CNNは長年にわたって多くの本気留学生に支持されていました。
社会人向けに展開した「CNNオルティガス校」の挑戦
ケソンシティで長年スパルタ型の学生寮スタイルを貫いていたCNNですが、2015年にはマニラ第2の金融街であるオルティガスへ進出し、「CNNオルティガス校」を開校した歴史があります。
オルティガス校は、フィリピン証券取引所ビル(Tektite West Tower 24階)という一等地のオフィスビル内に校舎を構え、日系マネジメントを入れて社会人・法人研修に特化したプレミアムスクールとして展開されました。
- 滞在スタイル:学生寮ではなく近隣ホテル(The Exchange Regency等)を利用する快適なホテル通学
- カリキュラム:ケソン本校の試験対策・スパルタ指導ノウハウをベースにしたビジネス英語・プレゼン特化
- 2キャンパス体制:ケソンの長期・スパルタ寮滞在と、オルティガスの社会人向け短期集中通学でターゲットを明確に差別化
数年間の運営を経て閉校となりましたが、この「ビジネス街のオフィスビルに通う社会人向けホテル留学」というスタイルは、現在のマカティやBGCにある語学学校のビジネスモデルの先駆けとなりました。
CNNなき今、マニラで選ぶべきおすすめの語学学校
現在、マニラで英語留学を検討する場合、留学生のニーズに合わせて以下のような選択肢があります。
1. ケソンシティの格安・集中学習型(EB)
CNNと同じケソンシティに位置し、学園都市の優秀な講師陣を揃えながら圧倒的なコストパフォーマンスを実現しているのが「EB(English Breakthrough)」です。3食付きの寮滞在や自習特化プランがあり、費用を抑えて長期間・短期間じっくり勉強したい方に最適な選択肢となっています。
2. ケソンシティの個別・地域密着型(MIT語学院)
CNNと同じケソンシティの学園都市エリアに校舎を構える「MIT語学院」も選択肢の一つです。フィリピン大学などの教育機関が集まる立地を活かし、現地でのマンツーマン指導や語学レッスンを提供しています。
3. マカティ・BGCの都市型通学スクール(PJLink / StepForward等)
かつてのCNNオルティガス校のように、治安が最高峰に良く、洗練された近未来都市で学びたい社会人・駐在員には、マカティやBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)の通学型スクールが人気です。ホテルやコンドミニアムに滞在しながら、ビジネス英語や発音矯正をピンポイントで受講できます。
マニラ留学の失敗しない語学学校選びと最新情報

CNNをはじめとする初期の名門校を経て、現在のマニラ留学は「格安滞在型」から「快適な都市型通学」まで、目的や予算に応じて多彩な選択肢が揃う成熟した環境へと進化しました。大学が集まるケソンシティと、ビジネス街であるマカティ・BGCでは、街の雰囲気や治安、生活スタイルが大きく異なります。
以下の完全ガイドでは、マニラ首都圏にある最新の語学学校比較やリアルな費用シミュレーション、エリア別の治安事情を詳しくまとめていますので、留学先選びの参考にぜひ活用してください。



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