雨季の前の暑さの激しい時期に入り気温も右肩上がりのマニラの週末の昼下がり、ホテルの近くに一台の車が停まった。ホテルの近くには高級クラブが数件あり、よくお金をもってそうな中年の駐在員らしき日本人が運転手付の車で乗りつけ、車と運転手を外で待たせて店に入っていくのを良く見ていた。
今回もそのパターンかと思い、後部座席から降りてきたのは、20代後半から30代前半かと思われる若者。確かに、若年者で海外に駐在するという話は聞かない話しではない。しかし、運転手付の車でクラブに乗りつけ、毎晩ドンちゃん騒ぎ(これは想像)するのをまざまざと見せ付けられると、こっちもうかうかとしていられない衝動にかられた。
このブログも長年やっているが、ドメインをかえたり、リライトを定期的に行い、SEOを試行錯誤しながら、そのノウハウを取得する目的でもやっていた。
実は「フィリピン留学」というキーワードは、フィリピン留学語学学校が想像もつかないような大金をはたいてSEO業者にSEOを依頼しているので、その強固なSEO牙城を格安で個人のパワーでくずすことができ、それを理論的に説明するようになれば、それで将来は副収入が得られるという魂胆である。なので、そこまで急いで検索順位を上げようとは思っておらず、PDCAを繰り返すことでそのノウハウを吸収することが第一の目的であった。
しかし、そのクラブ乗りつけ事件を見て、モーレツにお尻に火がついてしまった。そっちは会社の金で遊んでいるが、こっちは個人の力で稼いでやるぞ!と。
先週、SSLを導入し、その様子をモニタリング中だったが、ついにサーバー移行という禁断の果実をかじる決意をしたというのは言うまでもない(旧サーバーは非常に反応が遅い)。今日は週末にかけてサーバー移行を行った際の四苦八苦を記す記事だ。フィリピン留学およびフィリピンとは全く関係ない記事で恐縮ではある。
phpMyadminのインストール
サーバー会社によってはWordpressのデータベース管理用にphpMyAdminが標準でついてくるところもある。今までの経験上、サーバー会社の半々くらいだろうか。私が契約しているお名前ドットコムの共用サーバーにはphpMyAdminがついておらず、サーバー移行に伴うデータベースの移行には、まずphpMyAdminをインストールしなければいけない。
お名前ドットコムの共用サーバーへのphpMyAdminインストールは同社が提供しているインストール手法にのっとって行った。
また、途中下記のサイトも参考にしてもらった。
お名前.comからエックスサーバーにWordPressサイトを引っ越しする方法
さて、パソコンも新調したところなので、まずはFTPソフト(FFFTP)をダウンロードしインストール。その後、https://www.phpmyadmin.net/からphpMyAdminをダウンロード。このときのバージョンは4.8.0だった。
phpMyAdminのデータアップロードと設定
phpMyAdminを使用する「ドメイン名」フォルダの下に「phpmyadmin」フォルダを作成します。
上記にのっとり、フォルダ直下にphpmyadminフォルダを作成。その後下記を実施。
- 環境設定で転送3タブのデフォルト属性の設定を追加。
- あらかじめダウンロードしていたphpMyAdminのファイルやフォルダ全部を作成したphpmyadminフォルダへFFFTP経由でアップロード。
- phpmyadminフォルダ内にconfigフォルダを作成。
- https://ドメイン名/phpmyadmin/setup/にアクセスし、設定。
phpMyAdminの設定でエラー発生
しかし、このphpMyAdminの設定画面で下記のエラーが発生してしまった。ITとは「いつもどこかでつまずく」の略だと個人的には思っている。
Fatal error Class ‘PhpMyAdminNavigationNavigationHeader’ not found in exportsd07wwwjpregmoserver20sd0046220asia-study.comwordpress-4.8.2-ja-jetpack_webfont-undernavicontrolphpmyadminlibrariesclassesNavigationNavigation.php on line 49
ネットで検索しても解決方法が見つからず、日本語で何気に検索したところ下記のサイトを発見した。
「wp-admin」や「wp-content」フォルダと同じフォルダ上で右クリックして「フォルダ作成」をクリックします。
なんと、アップロードするフォルダが異なっていたのである。旧ブログはワードプレスの設置場所をドメイン直下ではなくひとつフォルダを噛ましていたので、本来であればドメイン直下ではなく、その噛ましていたフォルダにphpmyadminフォルダを作成しなければいけなかったのである。
エラーの原因はこれかと思い、早速中身の入っているphpmyadminフォルダを噛ましフォルダ直下へ移動。再度ローカルのデータをアップロードしようと思ったが、ファイル数が2,500近くもあるので、アップロードが終わるのに3時間くらいかかるので、FFFTP内でphpmyadminフォルダをそのまま移動させた。
しかし、再度phpMyAdminの設定を試みようとするも、これまた先ほどとは違う下記のエラー。
Fatal error: Class ‘Twig_TokenParser’ not found in /export/sd07/www/jp/r/e/gmoserver/2/0/sd0046220/asia-study.com/phpmyadmin/vendor/twig/twig/lib/Twig/TokenParser/For.php on line 27
これも英語、日本語両方で検索しても解決法を見当たらず、八方塞がりに。仮説として、phpMyAdminのローカルデータをアップロードする際に、けっこうな頻度でアップロードできなかったファイルがあったことと、お名前の手順書に書いてある設定方法はphpMyAdminのバージョン4.6.6を元にしているので、ダウンロードした4.8.0では何かしらの齟齬があると推測した。
残念がっていても何の解決にもならないので、次の方法を探すことにした。次回へ続く。
【ワードプレスサーバー移行3部作と番外編】
コメント
こんにちは、初めまして。o6asanといいます。
以下、長文になりました。ご容赦ください。
既に、他の方法を探されたみたいなので、いらぬお節介のようですが、phpMyAdmin4.8.0のインストールがうまくいかない点について、思い当たることがありますので、書かせてください。的外れであれば、スルーしていただいて結構です。
phpMyAdmin4.8.0からデフォルトできっちりtwig template使用に変わったみたいです。記事を書こう書こうと思ってうっちゃらかしなのですが、二・三日以内には、この件、うちのブログに書きます。
で本題ですが、config.default.phpを見ると分かるように、デフォで
$cfg[‘TempDir’] = ”;
だったものが
if (defined(‘TEMP_DIR’)) {
$cfg[‘TempDir’] = TEMP_DIR;
} else {
$cfg[‘TempDir’] = ‘./tmp/’;
}
になっています。ここ(tmpのこと)に、twig templateのキャッシュが収まるのですが、サーバのコンフィグよっては未だにphpmyadmin直下のtmpがうまくできないことがあるようです。うちの場合は、普通にアップデートが終わったので、試していませんが、下記のリンク辺りを参照して、tmpを作ってみてください。
https://github.com/phpmyadmin/phpmyadmin/issues/14172
既にtmpがある場合には、パーミッションを確認するか、ファイルのアップロードをやり直されることもいいかもしれません。
もし、4.6.6のインストを参考にするのであれば、4.7.xの最新4.7.9であればうまくいくのではないかと思います。
o6asanさんコメントありがとうございます。なるほど4.8.0から使用が変わったのですね。tmpフォルダが問題とは、私にとっては、なかなか思いつかないことでした。幸いにもphpMyAdminを使わずにサーバー移行が完了し、今回はもう試さないかもしれませんが、まだまだMySQLとはつきあっていきそなので、今後の参考にさせていただきます!