日本国内はもとより海外でも絶賛ロックダウン中のみなさんこんにちは。ティケイジイ@Manila-Lockdownです。
リモートワークが推奨されている日本国内ですが、派遣社員の16%が失業したというニュースが日経新聞でも出ていました。景気が傾いた時に、契約を更新しないで済む派遣社員は、こんなような時のためにあるようなものですが、派遣で生計を立てている人にはたまったものではありません。
新型コロナ感染症が原因で日本だけでなく、世界的な不況に見舞われるのは必須と言われていますので、たとえ日本のコロナが収まっても、原材料を海外から仕入れている製造業や海外からの観光客に依存していた観光業への就職は当分難しいものになるに違いありません。
英語不問の海外就職
国内でだめなら海外に出て働こうというアイデアもありますが、海外の職場の共通語はもちろん英語。今までないがしろにしていた英語がこんな時に足かせになってしまいます。しかしながら、海外就職でも英語が不要な職種もあります。それはコールセンター。
英語不問の理由
海外コールセンターの職場は海外ですが、実際に電話を受ける相手は日本人ということが多いです。また、日本人の性格と日本語の難易度の問題で、日本語ネイティブを欲しがっている海外のコールセンター求人は意外にも少なくはありません。
今日はそんなコールセンターの紹介。最近コールセンターやカスタマーセンターのオフィスが増えてきているマレーシアの日本人コールセンターエージェントの求人をいくつか紹介します。もし、日本国内でどうしても職が見つからない場合は、マレーシア就職も視野に入れてみるのも良いかもしれません。
【その他コールセンター記事】
マレーシアでなぜコールセンターが増えたのか
前述のとおり、マレーシアではコールセンターをはじめとするBPOが増えてきています。以前はBPOと言えばフィリピンでしたが、最近は世界的企業のカスタマーセンターやバックオフィス機能をクアラルンプールに置くことも珍しくなくなってきています。
マレーシアの英語人材
マレーシアはもともと1967年まで英語が公用語で、現在でも英語が準公用語として使用されています。そのため英語を話せる人材が多く、大企業のバックオフィス機能を集約するにはうってつけだったわけです。
マレーシアとフィリピンのオフィス実情
また、家賃もマニラの20米ドル/ft2に比べ、クアラルンプールは15米ドル/ft2(出典:NNAアジア経済ニュース)と安く、上昇するフィリピンのオフィス賃料から脱却するためにもクアラルンプールにオフィスを構える企業が増えたに違いありません。
マレーシアのコールセンター地図
基本的にマレーシアのコールセンターはクアラルンプールに集中しています。その中でも、Cyberjaya、Kuala Lumpur City Centre、Technology Park Malaysiaというエリアに立地する企業は、マルチメディア・デジタル経済公社より優遇措置を受けており、後述のDXC Technology MalaysiaなどもこのCyberjayaにコールセンターを構えています。
ちなみにテレパフォーマンスのあるペナン島のBayan Lepasもこの優遇措置を受けています。
英語不要のマレーシアコールセンター求人
下記ではマレーシアのコールセンターの求人を紹介します。
AEGIS BPO Malaysia Sdn Bhd
現在はSTARTEKという社名になっているAEGISですが、過去には大手外資系旅行会社のカスタマーサポートを募集していました。現在は、2020年6月スタートに向けてのフードデリバリーサービス系のカスタマーサポートと世界最大級通販サイトのカスタマーサポートを募集しています。日本でフードデリバリーと言ったらアレですかね?英語での社内教育制度も充実しており、英語力アップも間違いないです。
- 募集記事:新規プロジェクト発足★カスタマーサポート・事務(英語力不問)
- 企業情報:インド資本、2014年1月設立
- 給与:6,000~7,000 MYR(148,000~173,000円)
- 賞与:優秀実績によるインセンティブ
- 入社特典:片道の航空券
- 勤務時間:24時間シフト制、実働8時間、週休2日
- ツール:電話、メール、チャット
- 勤務地:Symphony House, Pusat Dagangan Dana 1, Jalan PJU 1A/46, 47301 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia
Majorel Malaysia Sdn. Bhd.
2018年1月に設立したばかりのMajorelでは、オンラインストアのカスタマーサポートを350名募集しています。英語をあまり使用しないプロジェクトなので英語の自信がない人でも大歓迎の求人案件です。
- 募集記事:★マレーシア勤務!【カスタマーサポート/コールセンター運営】
- 企業情報:ヨーロッパ資本、2018年1月設立
- 給与:7,000~8,000 MYR(173,000~197,000円)
- 賞与:毎月最大16%までの業務手当
- 入社特典:片道航空券、ホテル費用(1週間)
- 勤務時間:9時-23時シフト制、実働8時間、週休2日
- ツール:電話、メール、チャット
- 勤務地:Suite 27-11, Level 27, Gtower, 199, Jalan Tun Razak, 50400 Kuala Lumpur
Globee Services Sdn Bhd.
- 募集記事:オペレーター (ID:94993)
- 企業情報:米国・韓国資本、2018年設立
- 給与:7,200~8,000 MYR(195,419円~217,132円)
- 賞与:?
- 入社特典:ホテル提供(2週間)、片道航空券
- 勤務時間:シフト制、週休2日、実働8時間
- ツール:?
- 勤務地:Menara Ken 37 Jalan Burhanuddin Helmi Taman Tun Dr Ismail 6600 Kuala Lumpur
Teleperformance Malaysia
前述のとおり、クアラルンプールではなくペナン島に拠点を置く、テレパフォーマンス。マニラでもオフィスをよく見かける世界的企業です。
- 募集記事:1.メディア・コンテンツモデレーター 2.電子決済サービスカスタマーサポート 他2職種 (ID:100608)
- 企業情報:イギリス資本、2016年設立
- 給与:6,500 MYR(160,000円)以上
- 賞与:インセンティブあり
- 入社特典:入国時の片道航空チケットは会社負担(食事、荷物30キロ含む)
- 勤務時間:8時-18時シフト制、週休2日、実働8時間
- ツール:電話、メール、チャット
- 勤務地:Lengkok Mayang Pasir 1, Bandar Bayan Baru, 11900 Bayan Lepas, Pulau Pinang
Manpower Group Malaysia
- 募集記事:SNS品質管理チームリーダー (ID:101356)
- 企業情報:?
- 給与:10,000 MYR(247,000円)~
- 賞与:?
- 入社特典:片道航空券
- 勤務時間:シフト制、週休2日
- 勤務地:KLセントラル
DXC Technology Malaysia
DXCテクノロジーは、サイバージャヤに拠点を置く企業。
- 募集記事:Japanese Speaking (Native) Helpdesk Professioanl
- 企業情報:
- 給与:8,500 MYR(210,000円)
- 賞与:
- 入社特典:
- 勤務時間:7時-19時シフト制
- 勤務地:Cyberjaya
マレーシアのコールセンターの評判をブログで知る
マレーシア移住してみたブログ
2016年12月から航空会社のコールセンターで働いていたMaggieさんのブログ。YouTuberでもあるので、動画でもたまにマレーシアの仕事事情に触れていて、2年半で136万円貯金した動画は興味深かったです。
最初の2週間くらいはトレーニングで、いろいろな国籍の人たちと一緒に受けるのですが、これが学校みたいで一番楽しかったです。
- 名前:Maggieさん
- 年齢:1991年生まれ
- 職種:航空会社
- 時期:2016年12月から
世界をアトリエに
マレーシアの転職エージェント、通勤事情、給与事情、職場の服装など、コールセンターに勤務するカオルさんが事細かに記事にしているブログ。
一番凄いのは
海外全く行ったことがない、英語全く話せない。
パスポート初めてつくって来た、という女性もいました。
- 名前:Caoru(カオル)さん
- 年齢:?
- 職種:カスタマーセンター
- 時期:?
コメント
マレーシアには良い印象がありますが、
海外のコールセンターで働いた経験がないので、なかなか働いた時のイメージがわかないです。
マイスターはアンチブラック企業、労働者の味方派と思いますので、
まあまあの職場環境を予想してる感じなんでしょうか
コールセンターは日本人相手ということもあって基本的にはストレスが溜まる仕事ですが、会社によっては多少楽なところもあります。
大手BPOほど、件数管理や記録管理、セキュリティ管理がシビアと聞きます。ねらい目なのは給与が多少良くて、マイナーなBPOでしょう。あとメールやチャットがメインであれば、パラダイスかと。あとは日本人が多いフロアだと、あまり海外で働く雰囲気が味わえないので、日本人が少ない職場を選べば吉だと思います。