今日は少し前の話ですが、節約して日々の生活を送る女性を紹介するテレビ番組「幸せボンビーガール」という番組でセブの語学学校で働く女性が紹介されていたので、それにコメントしていきたいと思います。
昨今、セブに留学する人だけでなく、セブに就職する人も増えてきていると思いますので、生活の様子や賃金レベル、物価など、テレビなので湾曲されている部分もあるかと思いますが、随時訂正していきますので参考にしてもらえばと思います。
フィリピンのイメージ
まずはフィリピンを紹介するところから始まっています。日本人が移住したい国ランキングで2014年は9位だったものが2015年には5位に急上昇しています(ロングステイ財団調べ)。
街の人のフィリピンのイメージも下記のとおり。
- バカンスで行くところ
- 青い海
- 美味しそうな食べ物がいっぱいありそう
- 治安が悪いイメージだったけど良くなってきている
おそらく質問したのは「セブのイメージは?」という質問だったのだと思います。フィリピンのイメージとは少しかけ離れていると思います。メディア操作です。
フィリピンの日系進出企業数
フィリピンの経済発展に伴い日系企業がぞくぞくと進出してきています。海外進出日系企業ランキングでも2017年は8位にランクイン。
- 中国:32,349
- 米国:8,606
- インド:4,805
- タイ:3,925
- インドネシア:1,911
- ベトナム:1,816
- ドイツ:1,814
- フィリピン:1,502
- マレーシア:1,295
- シンガポール:1,199
出典:海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果 (平成30年要約版)
様々な日系企業がフィリピンに進出
セブの日系不動産業「アイランドウェイ」
この会社は主に賃貸ではなく不動産投資の斡旋をやっているようです。
日本人歯科助手のいるセブの「サクラデンタルクリニック」
歯科助手はフィリピンで就業できるのでしょうか?ちょっとまだ調べていません。
薬剤師は先日のネガティブリストで解禁されていましたね。

ちなみに現在日本人スタッフは常駐していないそうです。
セブローカル(http://www.ceblocal.com/stay/hospital/2536)
日本人医師のいるアラバンの「KOBEクリニック」
医者もどうなんでしょう?まあ医療は先進国並みの病院もあるかと思いますが、日本の医療費の安さには負けると思います。
KOBEクリニックは以前紹介したネットワールドホテルのJIPANGグループの一つです。ホームページを見ると日本人医師の名前は載っていないので、日本人医師がいたとしてもアドバイザー的な立ち位置だと思います。
ホームページ


フィリピンの日系インターネット広告会社「アドウェイズ」
インターネット広告会社のアドウェイズ。セブだけかと思ったのですが、アラバンにも拠点がありました。800人もの日本人が働いています。
フィリピンの日系コールセンター「ガリバー」
コールセンターのガリバー。マニラとセブに拠点があります。マニラのスカイプラザといえばラーメン小池さん事件があったところですね。

フィリピンには有名外資系企業モルガンやアクセンチュアも進出
JPモルガン。
アクセンチュア。

今日のセブ島ボンビーさんは?
さて、前置きが超長くなりましたが、本日のボンビーガールさんの紹介です。
結婚生活9年で離婚したバツイチ。アルバイトしていた滋賀の田舎町のパン屋が突然の倒産。東京オリンピックで英語が必要だと感じ、バイトで貯めたお金で行ったフィリピンでそのまま就職したボンビーガールのあゆみさん(1981年生まれ)。
月収10万円、家賃2万円、毎月4万円の貯金ができているそうです。「アレ付き」とあるのはメイドさんが週一で来てくれるそうです。
月収10万円の内訳は家賃20,000円、食費15,000円、電気・水道代3,000円、携帯代5,000円、貯金40,000円となっています。
それでも22,000円があまる計算です。
月収は手取りとして、額面65,000ペソのお給料という感じでしょうか。
しかし、電気・水道代が安いですね。海の近くの住まいなのでエアコンは使っていないのでしょうね。携帯代がバカ高いのが気になります。
セブ留学に来た理由①英語を話せる人口が世界第3位
セブ留学に来た理由①は英語を話せる人口が世界第3位(フィリピン政府観光省調べ)。
まあ、確かに話せる人は多いですが、普通のフィリピン人の英語力は低いです。日本人や他のアジア人と比べるとましというレベルでしょうか。私も、街中に英語があふれていると思ってフィリピンに来たタイプですが、来てみるとがっくりきたうちの一人です。
セブ留学に来た理由②語学留学の費用が安い
セブ留学に来た理由②は語学留学の費用が安いというところです(SchoolWith調べ)。
これはまさにそう。アメリカだと1ヶ月25〜40万円となっていますが、これは授業料だけですからね。宿泊費や食費は含まれていません。
かたや、フィリピン留学の13〜19万円。これには宿泊費と食費なども含まれて、しかも授業がマンツーマンレッスンときたものだ。フィリピン留学のコスパの良さが浮き彫りにされますね。

セブであゆみさんが働く語学学校GSAGIとは
あゆみさんの働く語学学校はGSAGI。あまり聞いたことのない学校です。
どこかの韓国資本かと思いきやホームページをみると下記のとおり、れっきとした日本資本でした。語学学校はセブリッシュ(Ceblish)というベタな造語で運営しています。
- 会社名:グレースインターナショナル株式会社
- 代表:関根 冨士子
- 本社所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-8-7
- 会社名:Global Steps,Inc
- 代表:窪内 伸一
- 所在地:マクタン島(セブ)One Hollywood Blvd Bigfoot I.T.and Media Park 6015 Lapu-lapu City Cebu
学校の場所はマクタン島。空港からも超絶近いです。あゆみさんの住んでいるところも学校から徒歩1分と言っていたので、同じ場所だと思って良いでしょう。
留学費用も、マクタン島の語学学校がそうであるようにバカ高いです。フィリピン留学の良いところは費用が安く1ヶ月13〜19万円と冒頭で紹介していたはずですが、このセブリッシュは1ヶ月295,600〜532,000円と半端ないです。しかも食費(4,650/1週間1日2食)は別という図太さ。
「本気の方の語学留学」を実現するアカデミーと料金
Ceblish(セブリッシュ)®料金案内(https://www.ceblish.com/fee/)
日常紹介コラムには生徒からの直筆コメントが掲載されているのですが、似たような筆圧が多いような気がするのは私だけでしょうか?
セブ島の日常と風景をご紹介するコラム
修了生の声(https://www.ceblish.com/category/news_blogs/voices/)
どうもリンクエラーが多いなと思ったら2019年3月30日に名称が統一化されていました(2020年1月更新)(https://www.ceblish.com/news_blogs/gi-to-ceblish/)。
フィリピンでは当たり前のメイドオプション
フィリピンでは当たり前になっているメイドさんですが、日本人からみるとやはり興味津々のようですね。
それもそのはず、日本の家事代行サービスが下記のとおり割高だからです。
- 週1コース:基本料金28,800円
- 週3コース:基本料金79,200円
- 週5コース:基本料金120,000円
セブの交通物価事情
タクシーの初乗り、あゆみさんは100円くらいと言っていたのにテロップでは80円になっています。物価安を強調したいTVメディアお得意の情報操作ですね。
トライシクル料金は地域や乗る距離によるのでなんとも言えませんが、安い場合は相乗りが基本です。
相乗りの場合は、満席になるまで待たないといけないし、待ってる間は暑いし、ぎゅうぎゅう詰めだとスリにあう可能性もあるので、安ければ良いというものでもありません。
ジープニーの映像を撮り忘れたのか、なぜかマニラのジープニーの映像が流れています。
芸人の劇団ひとりさんがここでジープニーの乗り方をレクチャーしています。
- ひとさし指を振ってジープニーを停める。
- 行き先はサインボードを見る。
- 料金は後払い(どこまで乗っても15円)。
- 降りるときはコインで天井の手すりをコンコンする。
- そのコインで支払い。
ちょっとマニラのジープニーとは違いますね。マニラでは料金は乗ってしばらくして払いますし、降りるときは「パラ」または「サタビランポ」と口頭で伝えます。
料金はどこまで乗っても15円とありますが、マニラのジープニーは走行距離がまちまちですので、距離によって料金が異なります。
セブの飲食物価事情
あゆみさんと一緒に、あゆみさんがいつも行っている飲食店に行き、その値段の安さに一喜一憂しています。
とあるフィリピン料理店にて。
ライスとシーシグと鶏の唐揚げ。
フィリピンペソで120ペソくらいでしょうか。
この値段で2種類のおかずがついてくるのは良いですね。
屋台村でのアドボ。
さすがにフィリピンに何年もいるとアドボは食べ飽きました。
好き嫌いが別れるところでしょう。
日本円で120円ですので、50ペソくらい。
五目焼きそばとあります。
しかし、中身はフィリピン料理のパンシットカントンですからね。
味付けが焼きそばとは違うことに注意してください。
100円ですので、40ペソくらいでしょうか。安っ。
焼き鳥というか、バーベキューですからね。
焼き鳥のタレと塩味をイメージしてはいけません。
あくまでフィリピン料理のバーベキューです。
4ペソくらいなので、激安なのは助かります。
セブのマッサージ事情
半ケツでストーンマッサージを受けるひとり氏。ストーンマッサージを日本で受けると90分12,500円ですが、セブで受けると90分2,200円です。ストーンマッサージだけでなく、普通のマッサージであればそれ以下の値段で受けることができます。
画像出典:https://www.dailymotion.com/video/x53x6v8

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