たまには英語の記事も書こうと思う。
さて、巷ではTEDが英語のリスニング、シャドーイング、ディクテーションに良いとされていますが、果たして本当にそうなのだろうか?中上級者にとっては良いかも知れないが、初心者には少々難しいのではないかと私は思う。下記でそういうふうに思う理由をいくつか提示する。もしTEDを使って本格的に英語をブラッシュアップさせようとしているフィリピン留学生がいるのであれば、少しでも参考にしていただきたいと思う。
そもそもネイティブじゃない人がプレゼンをしている場合がある。
確かにネイティブじゃない他の国の人の英語を聞く事は、リスニングの勉強になるかもしれない。ただ、初心者はそんな出鱈目な応用的な英語を聞くよりも、基礎を固めた方が良い。基礎を固めないうちから色んな発音を聞くと、軸がブレてしまう。聞くのであればネイティブのプレゼンを集中して何回も聴きこう。
1プレゼン当たりの時間が長い。
こういう教材は長いとすぐに飽きてしまう。3分ぐらいのプレゼンを何回も見るのがベストなのだが、TEDには短いプレゼンが少ない。見つけたと思ってもネイティブじゃなかったりするので探すのに苦労してそのうち、放置しだすのがオチ。もっと検索機能が強化されればと思うのだが。。。
興味のあるテーマが無い。
「興味のあるテーマを探して、繰り返し見ましょう」と、TEDを奨める人は良く言うが、興味のあるテーマがあまり無いし、あったとしても前の理由に戻るが非ネイティブだったり、時間が長い場合が多い。探すのに苦労してそのうち、放置しだす。
日本語字幕対応がまだ少ない。
映画もそうですが、日本語字幕が無いと最終的に何を言っているのかの落とし込みができない。ただ、あやふやに自分で辞書をひいて調べた解釈では、間違った解釈をする場合もあるし、曖昧なままでは自分のものにはならない。なので、極力、日本語字幕がついたものを選んだ方が良いのだが、あったとしてもこれまた前の理由に戻るが非ネイティブだったり、時間が長い場合が多い。探すのに苦労してそのうち、放置しだす。
まとめ
以上、TEDを奨める人は何を根拠に奨めるのか疑問に思う。よくリスニングには海外の映画が良いよ、と無責任に言う人と同じ感覚なのだと思う。そしてそう無責任にアドバイスする人の多くが帰国子女だったり、アメリカやイギリス人彼氏や旦那がいて、英語学習に苦労した経験が無い人が言っている場合が多い。
やはり、英語学習のアドバイスを受けるのであれば、苦労して英語力を身につけた人のアドバイスを聞くにこしたことはない。それも同じ人種からのアドバイスがなお良い。フィリピン人に英語が流暢に話せるようになるにはどうしたら良いの?と聞くと、フリートークを数多くこなすべきよと口をそろえたように答える。
確かに、フィリピン人はそうやって英語力を身につけたのかも知れないが、ワーホリやアメリカ留学に言っても英語が流暢に話せない場合が日本人には多いということをフィリピン人は理解していない。
フィリピン留学に来ている人は、学校から与えられた教材の予習、復習に時間をあてて、マンツーマン授業に集中したほうが良いだろう。
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