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アユタヤの呪われた寺院「ワット・ラーチャブラナ」の廃墟と化した仏塔内部で見たもの

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みなさんこんにちは。クリスマスも無事終了し、あとは年始を待つだけのティケイジイです。さて、今日はタイのアユタヤ編。誰が言ったか知らないですがアユタヤ6大仏教遺跡の一つ、ワット・ラーチャブラナを記事にしたいと思います。

 

ワット・ラーチャブラナの概要・歴史

「王立修復の寺院(the temple of Royal Restoration)」と訳されるワットラチャブラナは、1424年にアユタヤ第8代王であるサーム・プラヤー王(ボロムラーチャー2世王)によって、2人の兄の慰霊碑としてワットマハタート近くに建てられたと言われています。建立当時は、運河のほとりにあり運河を運行するボートでもアクセスできたそうです。

 

王子は、2人の兄が火葬された場所にこのワット・ラチャブラナを建て、2人の兄が亡くなった場所にはチェディスが建てられました。寺院は1767年のビルマ侵攻中に大部分が破壊され、宝石や美術品、金などが略奪されました。

【参考】Wat Ratchaburana, “the temple of Royal Restoration”

 

ワット・ラーチャブラナが「呪いの寺院」と言われる由縁

ワット・ラーチャブラナ建立の背景には、共倒れになった二人の霊を鎮めるためでしたので、「最初にこの寺を訪れた王は早死にする」という伝説がまことしやかに語り継がれ、その後の歴代の王たちは誰ひとり足を運ばなかったそうです。

 

ワット・ラーチャブラナのみどころ

プラーン(塔状祀堂)

ワット・ラーチャブラナのプラーン

寺院の中央には、高台にそびえる大きなトウモロコシの穂軸の形をしたプラーン(塔状祀堂)が立っています。荘厳なスタッコ(化粧漆喰)の装飾の一部は、ガルーダや多頭ナガの蛇などの神話上の生き物の彫刻としても彫られています。

東側にある急な階段は地下室へと続き、地下室は近くにあるチャオサムプラヤ国立博物館に展示されている遺物が発見された場所でもあります。

ワットラチャブラナは、クメール様式のデザインコンセプトに従って建設され、そのデザインは、アンコール初期の山の寺院に似ています。また、礼拝堂(ヴィハーン)は、太陽が昇る方向である東に面しています。

プラーン(塔状祀堂)が立つ寺院の中心部は、仏教とヒンドゥーの宇宙論の宇宙の中心であるメール山を象徴する大きなクメール様式の建造物です。 プラーンは、4基のスリランカ式の仏塔(ストゥーパ)と中庭を囲む回廊に囲まれています。

その後、ウボソット(本堂:ubosot)が建設され、壁だけがまだ残っている大規模な集会場(viharn)が建設されました。

 

プラーン(塔状祀堂)側面のアバターたち

プラーン側面のアバターたち1

プラーン側面のアバターたち2

プラーン側面のアバターたち3

プラーン(塔状祀堂)の側面には、仏像が立っています。これら仏像に言及した資料がほとんどないのですが、一説によると、クメール文化の中心だったアンコールワットでよくみられるアバターという女神と似ているという説もあります。作った職人がクメール王朝の捕虜で(クメール王朝はボロムラーチャー2世に倒された)、捕虜となりながらもアユタヤには屈しないという強い意思の表れとも言われています。

【出典】呪われた寺院?ワット・ラーチャブラナ

▽参考記事▽

ユネスコの世界遺産アンコールワットの語源や歴史
アンコールワットはカンボジアの寺院群であり、162.6ヘクタールの敷地にある世界最大の宗教的建造物です。もともとは、クメール帝国の神ヴィシュヌに捧げられたヒンズー教の寺院として建設されましたが、12世紀の終わりにかけて徐々に仏教寺院に変わりました。 12世紀初頭にクメール王スリヤヤルマン2世に...

 

本邦初公開のプラーン(塔状祀堂)の内部

プラーン(塔状祀堂)内の地下へ続く階段

私がこのワットラチャブラーナを2019年の9月に訪れたときは、プラーンの中に入ることもできました。この内部に関しても日本語の情報はあまりなかったので、日本人として初めてカメラが入ったのかも知れません。ただ、プラーンの中と言っても、より下層へ行く階段は写真のとおり閉鎖されていました。

1957年には地下室に泥棒が侵入し、奉納の板、黄金の王室のレガリア、宝石、仏像などの多くの貴重な遺物が盗まれました。しかし、その後泥棒は捕まり、そのいくつかは無事回収されたそうです。

 

プラーン(塔状祀堂)内のクル

プラーンの中をさらに奥へ進むとちょっとした小部屋がありました。プラーンの中にはクルと呼ばれる3㎡ほどの小部屋が上下2か所あり、壁画で装飾されていたそうです。上部のクルにはドーム型の天井があるとのことでしたが、カメラを天井に向けるのは失念しました。

前述のとおり1957年には泥棒に入られたプラーン内部ですが、1958年の寺院修復の際に、クルからは1万点にもおよぶ黄金の製品が発見されたそうです。

【参考】ワット・ラーチャブラナ

 

チェディスとヴィハーン

寺院内のストゥーバ

寺院内の破壊されたストゥーバ

主要な建物の周りには、さまざまな形の多数のチェディス、およびいくつかの補助的なビハーンがあります。

 

【出典】Wat Ratchaburana, “the temple of Royal Restoration”

 

インスタ映えする門越しのプラーン(塔状祀堂)

東から見た門越しのプラーン(塔状祀堂)

西から見た門越しのプラーン(塔状祀堂)

ワット・ラーチャブラナの東西の門から見るプラーン(塔状祀堂)は、又の間から除く天橋立のようにインスタ映えします。1番目の写真がチクン通りから撮った東門で、2番目が西門です。

 

ビルマ軍との戦争の爪痕

目から上が無い仏頭の残骸

首から上が無い仏像

頭部や両手が無い仏像

このワット・ラーチャブラナも隣のワット・マハタート同様、ビルマ軍の侵攻で1767年に破壊されました。その時の名残がまだ寺院内には残っています。頭部のない仏像もそうですが、注意深く見てみると1枚目の写真のように、顔の半分から上がないものもあり、当時のビルマ軍の蛮行が恐ろしいものだったことが、想像できます。

 

礼拝堂(ヴィハーン)

寺院の東側、チクン通りの間近にある礼拝堂(ヴィハーン)。

 

ボート(戒壇堂)

寺院の西側にあるボート(戒壇堂)。戦争のせいではないかもしれませんが、土台が波打っています。

 

ワット・ラーチャブラナまでの地図

ワット・ラーチャブラナはワット・マハタートの北隣。すこし歩けばワットタンミカラートがあります。アユタヤの寺院巡りは、ここからかワットマハタートから始まると言っても過言ではありません。

 

ワット・ラーチャブラナ入り口でみかけた地図1

ワット・ラーチャブラナ入り口でみかけた地図2

ワット・ラーチャブラナの白の模型

エントランスではアユタヤにある他の寺院の地図も見ることができます。ノープランで来た人には有難いですね。あと、アユタヤ寺院ではおきまりの純白の寺院模型もみることができます。

 

営業時間・拝観料

  • 営業時間:8:00~18:00、ライトアップは19:00~21:00
  • 入場料:50バーツ

 

拝観前にレストランで腹ごしらえ

ワットラーチャプラナ東のレストラン

ワットラーチャプラナ東のレストラン街

ワットラーチャブーラナの道路を挟んで東にはローカルなレストラン街がありますので、拝観に行く前に、腹ごしらえをすると良いかも知れません。

 

パッタイのメニュー

注文したパッタイ

テーブルに置かれた香辛料など

アユタヤまでくるとバンコクとは少し異なる食事のラインナップになります。カオマンガイなどのさっぱりした料理は少なく、どちらかというとミャンマー、チェンマイよりの料理になります。パッタイはまださっぱりしているほうだと思います。下記はメニュー。

  • パッタイビーガンと卵:50バーツ
  • パッタイビーガン:50バーツ
  • パッタイポーク:60バーツ
  • パッタイチキン:60バーツ
  • ライス:10バーツ

 

麺とドリンクメニュー

地元の人と食べる

パクチーもすべて完食したお客さん

ヌードルメニューは実は、ベトナムやミャンマーでお馴染みの野菜山盛り付きでした。この値段で入れ放題となるとかなりお得感がありますね。この日はパッタイを食べたので麺は注文しませんでしたが。下記はメニューと注文方法です。

ステップ1「スープを選びます」

  • チキンスープ:40バーツ
  • 野菜スープ:35バーツ

ステップ2「麺を選びます」

  • 細米麺
  • 白米麺
  • 米麺
  • 卵麺
  • インスタント麺
  • グラス麺

その他メニュー

  • フレッシュココナッツ:50バーツ

▽バガン考古学博物館前食堂の野菜山盛り▽

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みなさんこんにちは。クリスマスイブにこの記事を書いているたかぎです。 今日は、ミャンマー観光バガン編ローカルレストラン特集をシェアしたいと思います。 観光に言っても、いわゆるガイドブックに載っている観光客用のレストランにはあまりいかない私。地元の人が通うローカル食堂に行くことも観光の一つだと...

 

レストランから見たワットラチャブラ―ナ

野菜付きの麺メニュー

2日目も来てしまいました。もちろん麺類を注文して野菜を補給。

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