タイ

ガイドブックにはあまり載っていない、涅槃像のあるアユタヤのワット・タミカラット

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ワット・タミカラット概要

ワット・タミカラットは王宮の東にあります。アユタヤの設立前に建てられたマハニカイのこの寺院は、当初ワット・ムカラットと名付けられました。サイナムプーン王がワットパナンチョーンを建てたとき、彼の息子のハムミカラジ王は、アユタヤの時代以前はムアンサンクラブリとして知られていた旧市街に寺院を建てるように命じました。神殿はそれ以来よく維持されていました。

 

地図と行き方

ワット・タミカラットはチャオプラヤー川の中州の内側に沿って走るウートンロード沿いにあります。

 

ワット・タミカラット入り口

ウートンロードの北を西から東へ歩くと右手に見えてきます。

 

営業時間・入場料

ワット・タミカラットの入場チケット

  • 営業時間:毎日午前8時30分から午後4時30分
  • 入場料:20バーツ

 

ワット・タミカラットのみどころ

あまり知られていない涅槃像

ワット・タミカラットの涅槃像

私は実は何も知らずにこのワット・タミカラットに来たのですが、とある建物に入ると所狭しと涅槃像が横たわっているのを見てびっくりしました。こころなしか、足の裏に人の顔が見えます。

 

ワット・タミカラットの涅槃像(顔の下から)

訪問者はゼロなので涅槃像の写真が撮り放題です。バンコクのワットポーのように写真を撮るポジションの順番待ちをする必要もありません。

 

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仏像の顔も正面から見ることができます。

 

仏塔とその周りを守護する獅子

ワット・タミカラットの獅子群

正方形の台座の全ての面に獅子が並んでいます。その数は52。一瞬、何の像かと思いましたが、よく見ると仏塔を守るように獅子(シンハー)が立ち並んでいるのがわかります。

この獅子は、アユタヤ王朝よりも古い時代に作られ、様式もクメール様式で造られています。長い年月の間、漆喰で保護されてきました。また、こちらの仏塔はアユタヤ王朝の初期の物の上に造られたのです。

 

ワット・タミカラットの浴場跡

仏塔の近くには、昔、浴場だったと思われる池があります。

 

礼拝堂

ワット・タミカラットの礼拝堂正面

礼拝堂もこのワット・タミカラットのみどころの一つです。礼拝堂の入り口に仏像が、その仏像を警護するように2体の鶏の銅像が置かれています。

 

ワット・タミカラット礼拝堂内部

実はこの礼拝堂の中にも仏像があります。入り口と中に仏像があるのは珍しいということです。ここで王室の人たちが、僧侶の法話を聞いていたと言われています。

 

ワット・タミカラット礼拝堂台座

中の仏像の奥にも台座があり、以前は別の仏像が置かれた形跡があります。ただ、この礼拝堂自体保存状態が悪く、かなり瓦礫が多いです。寺院を宣伝して、多くの観光客から寄付を集めて、復旧に努めるのか、ひっそりと地元の人の礼拝の場所に徹するのか、難しい問題で考えさせられます。

 

ワット・タミカラット礼拝堂瓦礫

柱の跡に石が積み重ねられています。こういうものなのか、誰かのいたずらなのかはわかりません。

 

たくさんの鳥

ワット・タミカラット鳥たち

これだけたくさんの鳥がいると、不思議な感じがします。ほかの寺院とはちょっと種類が違いますね。

 

アユタヤ市内の鳥

アユタヤの街なかでも鳥の銅像はみかけます。

 

巨大仏頭

ワット・タミカラットの巨大仏頭

受付近くには仏像の後ろに巨大な仏頭が鎮座します。

 

その他

ワット・タミカラットの駐車場

敷地内の芝生にはスプリンクラーが設置されていて、水分を十分に芝生に補給します。こういった近代設備が完備されている一方で、先ほどの礼拝堂の荒廃具合とのギャップがいろいろと考えさせられます。

 

ワット・タミカラットの白い仏像

敷地の片隅にあった真っ白い仏像。左の仏塔エリアもかなり荒廃が進んでいました。

 

ワット・タミカラットのお祈りグッズ

何かしらのお祈りグッズだと思いますが使い方が謎です。

 

ワット・タミカラット隣の王宮の庭

西側、王宮エリアの大草原が広がります。

 

ワット・タミカラットの裏門

入り口はひょっとしたらここ以外にあるのかもしれません。

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