FP1級の過去問題集とテキスト・参考書。効果的な使い方・買い方を教えます。

由里子さん

FP2級に合格して、次は1級をとりたいんだけど、情報が少なくて泣ける。どうやって勉強したら良いの？テキストや過去問はどれを買ったら良いのかしら？

今日は、そんな疑問に答えます。

FP技能士1級の概要

圧倒的に少ない参考書・過去問題集

FP1級は、3級の60％、2級の35％に比べ合格率が11・81％（学科）とかなり難易度の高い試験です。しかしながら、書店に行ったり、アマゾンで調べたりすると、3級や2級に比べ、参考書や問題集が圧倒的に少ないです。

あくまでも予想ですが、FPを受ける人は社会人が多く、FP1級を受ける余裕のない人が多いのではと思います。確かに、合格しても独立開業できるわけではないので、行政書士や社労士のほうが良いという人もいるかも知れませんが、FP1級は金融知識についてより深堀りできる良い資格だと思います。

FP1級の勉強法

そんなFP1級ですが、あくまで2級の延長線上にあるので、2級の知識が定着しているのであれば、過去問題集を1冊と参考書をやりこめば大丈夫です。私が受けた時も問題集が少なくて、かなり焦りましたが、追加で2、3冊買っただけで十分でした。

参考書・過去問題集の選び方

1級は幅広い知識が問われるので、参考書はできるだけ網羅性のある参考書を選びましょう。また、問題集や過去問集は、問題と解答が見開きや表裏になっているようなものを選ぶと、通勤中や休憩時間にパパパッっとやり込めます。

問題と解答が2つにわかれていたり、解答が巻末にまとめて載っている本は、あまりおすすめできません。そういう意味でも、過去問集や問題集は、試験を主催する「きんざい（金融財政事情研究会）」というところからでけるもので十分です。

過去問集の使い方

上記は、私が実際に使っていた過去問集の一部です。理解度に応じて、チェックマークを付けていって、繰り返し、何週もします。電子化すれば、通勤中や休憩時間も問題を解いたり、赤線を引いたりできるので便利です。

最終的には、「問題を解いて答える」ではなく、「読み物」として使えるようになれば合格は確実でしょう。試験会場にも持っていきましたので、そういった意味でも、解説が問題の直近にあって、解説自体、これでもかというくらい詳細な問題集を購入しましょう。

それでは下記で、おすすめの過去問題集や参考書を紹介します。

FP1級の過去問題集

1級FP技能士（学科）精選問題解説集

問題集となっていますが、過去問を厳選して掲載しています。ページ数、問題数がかなり多いので、これを数回回せば1級対策はばっちりでしょう。

目次

基本データ

• 発売日：2020年07月15日
• 法令基準日：
• サイズ・カバー：A5、ソフト
• 頁数：700ページ
• 出版社：きんざい
• 著者：きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター
• 問題数：254問（基礎編）、24題68問（応用編）
• 解答・解説掲載形式：問題同一ページ（基礎編）、問題直後（応用編）
• 出版社ページ：https://store.kinzai.jp/public/item/book/B/13745/
• アマゾンページ：https://amzn.to/3fjGTMs

FP技能検定1級実技（資産相談業務）対策問題集【第七版】

こちらもきんざいの実技過去問集。発売日が2018年と、若干古いような気がしますが、実技については、学科の知識が問われるのがほとんどですので、テキストでは実技面接の傾向と対策を中心にみることになります。第7版ということなので、古くから使われている信頼のある問題集です。

FP1級のテキスト・参考書

合格ターゲット1級FP技能士特訓テキスト・学科

この記事を書いている時点（2020年6月）で最新の参考書。1冊にコンパクトにまとめられているので、出先でわからない論点があった場合、調べるのに便利です。