
先日、リサーチ会社が新型コロナ関連の経営破綻件数を発表したけど、けっこうな数が破綻していてびっくり。レナウンなどの大企業も倒産して、今後そのまま正社員で働き続けても大丈夫か心配です。
こういった疑問に答えます。
この記事を書く私は、現在40代アラフォー。派遣会社に登録しつつも、このブログを運用しながら生計を立てています。日本のベンチャー企業で経営管理部長を経て、香港・ベトナムに勤務。その後フィリピンに渡り日系・外資系の現地採用で約7年間働きました。職歴は主にバックオフィス全般。
こういった背景から語ります。
2020年不況の現状
東京商工リサーチ
冒頭のヤマトさんの言っていたリサーチは東京商工のリサーチで、6月3日現在、新型コロナ関連の経営破綻が210件(倒産152件、弁護士一任・準備中58件)にのぼるという発表。月別に見ると2月2件、3月23件、4月84件、5月83件が経営破綻しているということです。
衝撃の離職者数
退職に追い込まれた従業員数の合計は7,744人に達し、パート、アルバイトなど非正規雇用まで含むと、路頭に迷う人の数はこの数倍に及ぶとみられています。
デフレとコロナのダブルパンチ
バブル崩壊以降続くデフレの真っただ中に、追い打ちをかけるように勃発した新型コロナウィルスの蔓延。終身雇用、年功序列という日本の高度経済成長を支えた独自の雇用システムも既に崩壊。この先私たちは、どのような働き方をしたら幸せな人生を送れるのでしょうか?以下で掘り下げていきます。
ホワイト企業正社員は現状維持
正社員でストレス無くホワイト企業で働いている、高学歴・天才肌の人は、現状の仕事を頑張りましょう。ただ、仕事とプライベートの比率を半分ずつくらいに振り分けるのがベストです。昔のように、がむしゃらに働いて、より上のポジションに就こうと頑張っても、今は、会社が経営破綻する可能性もあり、自分のプライベートを犠牲にしてまで働く意義があるのかという瀬戸際にきています。
また、もらえる年金も今の老人世代がもらっている額と比べると雲泥の差ですので、定年退職後にもプラスアルファの収入が得られるように、勤務時代から入念な準備が必要です。入念な準備方法、将来に向けての資産づくりについては後述します。
ブラック企業正社員は今すぐ辞めよう
現在の職場が特にブラックでもなく、あまりストレスのない環境だと良いのですが、多くの日系企業は未だに日本の古い体質を踏襲していて、今の時代にあった労働環境ではないところが多いです。そういうところは早いとこ辞めましょう。
WHOの調査
世界保健機関によると日本の2016年の人口10万人中の粗自殺率は183ヵ国中14位。もっと上位かと思いましたが、高い順位であることには間違いないです。自殺者305名の遺族を対象にした調査を元にした危険複合度の分析によれば、主な最初の理由として「事業不振」、「職場環境の変化」、「過労」があげられるようなので、日本の労働環境がいかに劣悪かがわかるでしょう。
電通社員自殺事件
2015年12月25日に自らの命を絶った、電通の社員、高橋まつりさん(当時24)は長時間労働などを苦に自殺しました。個人の貴重な人生を、利益だけを追求するブラック企業に捧げるのは、あまりにも残酷なことです。
有無を言わず辞めよう
自殺まで至らないにしても、職場環境が原因で体を壊したり、うつ病になったりするなんて、無駄の極みです。「せめて3年」「職歴が多いと不利」など、ブラック企業を擁護するような労働格言がまことしやかに出回っていますが、体を壊したら元も子もありません。過酷な労働環境からは今すぐに退避しましょう。
退職後はとりあえず派遣で働く
ブラック企業退職後は、勤務中にできなかったことをとりあえず楽しみましょう。2020年6月時点では無理ですが、海外旅行や海外留学も良いですね。
派遣を薦める理由
満喫した後は、「しばらくのんびりしたい」「資格の勉強をしたい」という人もいるかも知れませんが、私は派遣で働くことをお薦めします。確かにしばらく無職でも、失業保険がもらえるので生活には困らないかも知れませんが、派遣で働くことになれば再就職手当が受給できますし、次の仕事が見つかるのが早いほど金額も多くなります。
派遣しながら試験勉強を
在職中にある程度、資格の勉強をしていて、「あとは追い込むだけ」という段階の人は、試験に集中したほうが良いと思いますが、「退職後にゼロから資格勉強を始めるために再就職しない」のはおすすめできません。勉強はメリハリをつけないと、中だるみしやすくなりますので、一番良いのは派遣で定時に退社し、こつこつを勉強を始めることです。
正しい派遣サイトの選び方
コロナ不況を含めた、日本経済が低迷している昨今、結論から言うと、この時代に職を探すとすれば「派遣」がおすすめ。とりあえず大手派遣サイトに登録して、気になる案件があれば、その都度応募すれば大丈夫です。
ただ、まれに私のように登録後、派遣会社担当者と面談後、すぐにお仕事を紹介される場合もあるので、その際は、案件を良く吟味しましょう。派遣先が「とりあえず数だけ合わせれば良いや」という感じでぶっこんで来る場合もあるので注意が必要です。
私も複数サイトに登録していますが、どこも似たり寄ったり。サイトによっては、派遣会社の案件を載せているだけのポータルサイト的なものもあります。
おすすめ求人サイト
- リクナビ派遣 ※日本最大級の巨大派遣サイト。案件が半端ない。まずはここに登録しましょう。
- 派遣なら世界最大級のマンパワーグループのジョブネット ※大手人材会社の派遣サイト。直で応募できるので、案件紹介までが最速。
- 20代の無期雇用派遣ならM-Shine
※こちらもマンパワーグループですが、20代だけという限定付き。
登録だけなら5分で済むのでとりあえずは上記を登録しておきましょう。
定年退職・老後・再就職に向けては資産づくりが大事
上記で、ホワイト企業在職とブラック企業退職の2パターンの事例を紹介しましたが、共通して言えることは、将来にそなえた「資産づくり」が将来の幸福度を高めるために必須だということです。具体的には下記が必要です。
- 資格・スキルの取得
- 不動産・株式等有形資産
- ブログ・YouTube等無形資産
下記で具体的に見ていきます。
資格・スキルの取得
資格の重要性については、過去記事でも何度か紹介しました。「資格なんて何の役にも立たない。実務経験が大事」という人もいますが、資格ほど体系的に物事を学べ、実務経験の基盤になるものはないと思っています。また、日本ではスピーキングテストが無く実務では何の役にも立たないTOEIC高得点がもてはやされているのに、なぜ通常の資格や検定が下に見られているのかの意味がわかりません。
資格学校はコスパ良い
資格取得方法については、ある程度知識があれば独学でも良いですが、難しい又は未経験の分野の資格はゼロから資格スクールを使ったほうが多少コストはかかりますが、その分早く取得できるので全体的にみるとコスパが良いです。
オンラインスクールで効率化
また、今の時代、実際に校舎に足を運ぶ通学スタイルよりもオンラインですべて解決できる通信講座のほうが時間短縮にもつながりますし、隙間時間で勉強できるのでおススメです。まずは登録し、無料講義もあるので、自分にあいそうなオンラインスクールを選びましょう。
不動産・株式等有形資産
不動産・株式の有形資産とくれば投資です。一度はまればある程度は不労所得が舞い込んでくることになります。今はだいぶ戻してきましたが、コロナ禍の真っただ中の株価暴落はニュースにもなったので知っていると思いますが、その時が日本株の買い時でもあったのかも知れません。
海外株式投資もリスクはありますが、基本的に株価は上がる一方なのでポートフォリオの一部として買っておいても良いでしょう。フィリピンなどは、証券口座開設のための銀行口座開設が年々厳しくなってきているので、今のうちに証券口座は作るにこしたことはありません。
ブログ・YouTube等無形資産
実は、ブログやYouTubeといったネット上のものも、将来の資産の一部として使えます。不動産投資、株式投資同様、一度はまれば、勝手にキャッシュフローを生んでくれます。また、パソコン1台とこまごました周辺機器があれば始められる手軽さも良いですね。
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