みなさんこんにちは。今日は、資格系の記事、簿記について記事にしたいと思います。
簿記の資格と一口に言っても、日商簿記、全商簿記、全経簿記と3種類ありますが、社会人としてうってつけなのが今回紹介する日本商工会議所主催の日商簿記。
一般的な簿記資格として広く知れ渡っているので、テキストや資格情報も多く、社会人としては全経簿記を受講するよりかは、日商簿記をおすすめします。
日商簿記といっても、下記のとおりいくつか種類があるので、その違いを今日は詳しく見て行きたいと思います。
- 簿記初級
- 原価計算初級
- 3級
- 2級
- 1級
日商簿記3級
簿記に触れるのが初めての人向け。ビジネスパーソンなら取得しておきたい基本的な知識がこの簿記3級には詰まっています。たとえ営業部員であっても持っていれば一目置かれるに違いありません。
学習時間の目安も100時間ですので、1日2時間勉強すれば2ヶ月弱で取得できる計算になります。
1点注意点ですが、2019年6月から試験範囲が個人商店から小規模株式会社へ変更されたので、古いテキストは使用せず、新しいテキストを購入する際は、試験範囲が合致しているか必ず確かめましょう。
- 試験科目:商業簿記
- 学習時間目安:100時間
- 試験時間:120分
- 合格基準:70%以上
- 合格率:約50%
- 検定料(税込):2,850円
- 試験開始時刻:9時
- 開催時期:6月、11月、2月(年3回)
- 参考URL:https://cms.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3
日商簿記2級
ある程度簿記の知識がある人、高校や大学で経理系の勉強をしたことのある人、会社で経理をしている人向け。経営管理を理解する上て必要な知識を学べるのがこの簿記2級です。ワンランク上の商業簿記と原価計算を含む工業簿記の知識を得ることで財務諸表の数字から経営状態を把握・分析することのできる資格です。
簿記3級とは日程が同じですが、3級が午前中に対して2級は午後に行われるので、3級と2級の同時受講という裏技も可能です。
- 試験科目:商業簿記・工業簿記
- 学習時間目安:200時間
- 試験時間:120分
- 合格基準:70%以上
- 合格率:約20%
- 検定料(税込):4,720円
- 試験開始時刻:13時30分
- 開催時期:6月、11月、2月(年3回)
- 参考URL:https://cms.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2
日商簿記1級
ハイレベルな商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の知識を習得できる資格。会計基準や会社法、財務諸表等規則など、企業の数字に直結する実務的な観点から問題が出題されるのが特徴です。合格すると税理士試験の受験資格が得られます。
- 試験科目:商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算
- 学習時間目安:1000時間
- 試験時間:90分(商業簿記・会計学)、90分(工業簿記・原価計算)
- 合格基準:70%以上(ただし、1科目ごとの得点は40%以上)
- 合格率:約10%
- 検定料(税込):7,850円
- 試験開始時刻:9時
- 開催時期:6月、11月(年2回)
- 参考URL:https://cms.kentei.ne.jp/bookkeeping/class1
簿記初級・原価計算初級
日商簿記でも基本中の基本の検定が用意されています。それが簿記初級と原価計算初級。2つともネットで受講できるので、固定した試験日程にしばられないのが特徴です。
「簿記初級」と「原価計算初級」ネット試験を実際に受験して分かった5つのポイント
簿記初級
以前は簿記4級というものがありましたが、2017年に廃止され新しく創設されたのがこの簿記初級です。3級などの筆記試験とは異なり、商工会議所が認定したパソコン教室等た「商工会議所ネット試験会場」会場にて受験することになります。
ネット試験だから初めの1歩はいつでも踏み出せる「日商簿記初級」
原価計算初級
2018年より創設された原価計算初級。こちらも簿記初級同様「商工会議所ネット試験会場」で受講することになります。
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