派遣バイト、短期派遣、日雇い派遣の違いを解説【派遣の種類たくさん有りすぎ】

最近求人サイトでよく見かける「派遣バイト」「短期派遣」「日雇い派遣」。ニュアンス的には似たり寄ったりなのですが、何がどう違うのかいまいちわかりません。

契約期間が短いのは何となくわかるのですが、「誰でもできるのか」「そもそも適法なのか」など、はっきり明記したサイトもなかったので、「短期でバリバリ稼ぎたいけど、年齢制限とかあったらやだなー」とか、登録後に、NGがでたら骨折り損なので、本記事でその辺りも解説していきます。

派遣バイトとは

「派遣バイト」とは「日雇い派遣」の一種です。日雇い派遣には派遣バイトの他に「短期派遣」というものもあります。この日雇い派遣のうち「派遣バイト」と「短期派遣」の違いは下記のとおりです。

「派遣バイト」は、派遣会社が労働者を企業に紹介するだけなので、厳密には派遣とは言えません。日雇い派遣というと、ほとんどの場合が短期派遣を指すことが多いです。

派遣バイトの仕組み

派遣バイトは厳密にいうと派遣ではありません。応募者は派遣会社で登録だけ行い、派遣会社は、応募者を企業に紹介するだけで、とちらかというと人材紹介業に近いかたちです。

派遣バイトのフルキャスト

派遣バイトを取り扱っている企業に「フルキャスト」という会社がありますが、フルキャストは企業にアルバイト希望者を紹介して紹介手数料を貰うため「アルバイト紹介」とも言われています。

「フルキャスト」の応募者は紹介された企業に直接雇用され、日当も紹介された企業から支給されます。源泉徴収票も紹介された企業に発行してもらうことになります。

派遣バイトは適法

派遣バイトは「応募者を企業に紹介するだけ」「応募者と企業が直接雇用」という観点からも、後述する短期派遣の禁止には引っかかりません。

派遣バイトのメリット

単発の仕事が多い

ただ単に派遣会社から企業を紹介される派遣バイトですが、基本的に単発（1～3日）の仕事が多いです。そのため、「急にお金が必要になった」「急に時間が空いた」等、スケジュールが不確定なライフスタイルを送っている人に最適です。

日払いが多い

派遣バイトは、単発の仕事が多いため、給料もその場でもらえたりすることが多いです。その他、「1週間単位」「申請してオフィスで手渡し」等、現金が早くもらえる場合が多いのも特徴です。

派遣バイトをやめたほうがいい人

上記のメリットでも言及しましたが、派遣バイトは基本的に単発で、継続して同じ案件が来ることは少ないです。なので、案件量にも波があり、単発の仕事案件が連続してくる分には継続して収入を得ることが多いですが、時期によっては案件自体が無くなったりする場合も多いので、安定して計画的に収入を得たい人は止めたほうが良いでしょう。

派遣バイトに登録できる会社

手間が多いわりに儲からず、世間からのイメージもあまり良いとは言えないため、大手の派遣会社はこの短期バイト事業には進出してきませんが、派遣バイトに登録できる会社を下記で紹介します。

短期派遣としての日雇い派遣は違法

2012年の法改正で短期派遣としての日雇い派遣は原則禁止になりました。ただ、例外的に「18の業務」と「日雇い派遣が主な稼ぎにならない人（学生や主婦、高齢者など）」は、引き続き可能なままです。

そういう意味では、「短期派遣」ができなくなった人たちが「派遣バイト」に流れていったかたちになります。