みなさんこんにちは。今日もタイのアユタヤ編、6大遺跡の一つワットプラシーサンペットを紹介します。年内に6大遺跡を制覇しようという計画は内緒です。
ワットプラシーサンペットの概要
ワットプラシーサンペットは、1767年にビルマによって都市が完全に破壊されるまで、タイの古都アユタヤの旧王宮跡にある最も神聖な寺院でした。またバンコクのワットプラケオはこのワットプラシーサンペットをモデルとして利用したそうです。
【出典】http://www.bangkoksite.com/AyutthayaPage/WatPhraSiSanphet.htm
ワットプラシーサンペットのタイ語の意味
ワットプラシーサンペットはタイ語でวัดพระศรีสรรเพชญ์と書き、意味は「聖なる神殿、立派な全知(Temple of the Holy, Splendid Omniscient)」という意味です。
また、お寺という意味のワットと付いていますが、実際は寺院ではなく。御吉祥活仏寺院程度の施設だそうです。この寺院に建つお寺は、歴代のアユタヤ王朝の王の内3人の遺骨が修められていますが、アユタヤの王が仏と同一視されたのでこの名前が付けられました。
御吉祥活仏寺院の意味はこちらのブログに詳しく書いてあります。
ワットプラシーサンペットの歴史
1350年、ラーマーティボーディー1世としても知られるウートン候(U-thong)は、現在のワットプラシーサンペットと同じエリアに王宮の建設を命じました。
宮殿は1351年に完成し、ラマティボディ王はアユタヤを王国の首都とすることを計画しました。 宮殿には、「パイトゥン・マハ・プラサート」、「パイチャヨン・マハ・プラサート」、「アイサワン・マハ・プラサート」という3つの木造の建物がありました。
1351年に宮殿が完成すると、彼はアユタヤを首都として指定し、ラーマーティボーディー1世の称号を授与されました。1448年には、ボーロマトライローカナート
王が北に新しい宮殿を移築し、古い敷地を王専用の仏教儀式の場に変えました。
ボーロマトライローカナートの息子ラーマーティボーディー2世の時代に現存する仏塔のうちの東側の2つが1492年に建てられました。そこには彼の父、ボーロマトライローカナート王と兄、ボーロマラーチャーティラート3世の灰が埋葬されました。
1499年、「ウィハーンルアン(ロイヤルチャペル)」と呼ばれる大礼拝堂(ウィハーン)が宮殿の敷地内に建てられました。ラマティボーディ2世は、仏陀の巨大な偶像を鋳造し、ワットシーサンペットに設置するよう命じました。この偶像は高さ16メートル、金で覆われており、台座の長さは8メートル、彫像の中心は青銅で作られており、重量は約64トンでした。彫像の表面は約343キログラムの金で覆われており、像は完成するのに3年以上かかりました。 「プラシーサンフェッタヤン」と呼ばれるこの像は、王室礼拝堂の崇拝の主な対象でした。
ボーロマラーチャーティラート4世王の時代の1529年に、もう一つの仏塔(チェディー)は建てられ、ラーマーティボーディー2世の遺骨が納められました。
ボロンマコット王時代の1740年代に、神殿は改装され、寺院の複合施設を含むアタヤの街は、1767年のビルマ侵攻で、今日見られる3つの仏塔(チェディー)以外は、完全に破壊されました。
ワットプラシーサンペットのみどころ
ワットプラシーサンペットのみどころは何といっても、入り口に入ってすぐ目に飛び込む巨大な3つの仏塔(チェディー)です。東側2つが最初に建てられ、残りはその後に建てられました。
ビルマ軍によって破壊された寺院
このワットプラシーサンペットもアユタヤの他の寺院同様、1767年のビルマ侵攻で3つの仏塔を残してすべてが無残に破壊されました。
破壊されたと言っても、仏像は頭部だけを破壊するという屈辱的な破壊のされ方。これを見るたびに戦争の悲惨さが身に沁みます。
ワットプラシーサンペットの行き方
ワットプラシーサンペットの入り口
ワットプラシーサンペットの入り口は寺院の南側中央にあります。近くにはお決まりの白色模型があり、遠足スポットになっているのか、私が行ったときはたくさんの小学生が先生に引率されていました。
ワット・マハタートから
ワット・マハタートから上記地図のルートでワットプラシーサンペットへ行くと、途中、右手に「INSTITUTE OF VOCATIONAL EDUCATION CENTRALREGION」「PHRANAKHON SI AYUTTHAYA TECHNICAL COLLEGE(アユタヤ工科大学?)」が見えてきます。下校時刻に当たると、バイクが大混雑するので注意です。
ワット・プラモンコンボピットを正面に直進し、偉い方の銅像を右手に過ぎれば、小学生たちが賑わうワットプラシーサンペットに到着です。
【出典】
コメント
[…] アユタヤの王の遺骨を納めた巨大な3つの仏塔が壮観な遺跡「ワット・プラ・シー・サンペット」みなさんこんにちは。今日もタイのアユタヤ編、6大遺跡の一つワットプラシーサンペッ […]