かつて、私の友人にオーストラリアのワーキングホリデー帰りがいた。ワーホリでは英語が伸びなかったそうだ。同じ語学学校だったが、一つだけ他の人と違うところがあった。それは、スーツケースが3つだったということだ。
彼いわく、英語をゼロから勉強していたら、自然とテキストが増えた。まだ、やりこんで無いものもあるので移動がたんへんだ、と。
確かに、英語を勉強すると色々なテキストに目移りして、テキストが増えるのは自然である。ただ、このご時世、紙のテキストは古い。持ち歩くのも面倒で重いし、外出先で気になるところを調べたいと思っても、持ち合わせて無かったら気になってしょうがない。
そこで私は英語学習にこそ電子書籍を強くお勧めする。
電子書籍作成手順①書店で購入〜キンコーズへ依頼
書店で紙の本を購入。
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カバーと中に入っている読者感想のハガキ、書籍管理用のタグをとり、キンコーズへ断裁の依頼をかける。厚さにより値段はまちまちだが、300ページくらいの新書ならば100円。それ以外の分厚いものは200円、300円かかる。
ハードカバーは別途料金がかかるので、持って行く際は自分で表紙を切り取って持って行ったほうが良い。
自分でも断裁器で断裁は可能だが手間がかかるので、時間のある大学生以外の社会人はキンコーズなどの業者をお奨めする。
断裁器はディスクカッターでも可能だが、一気に断裁可能な大型断裁器をお奨めする。

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1冊くらいならその場でキンコーズは断裁をしてくれる。断裁後のものを自宅へ持ち帰り、スキャナにかける。小型のスキャナでも良いが、後々、大量のものを電子書籍化する場合は大型のものも視野に入れておいたほうが良い。
電子書籍作成手順②スキャナの種類
個人的にはScanSnapがお奨めだがScanSnapも種類がたくさんある。
これはUSBで動くスキャナ。月1冊くらいで電子書籍化する人にお奨め。

これは週10冊まとめて電子書籍化する人向け。スキャン速度がS1300とはケタ違いに速い。

電子書籍作成手順③OCRをかけ、ファイルサイズを圧縮
スキャンしただけではOCRがかかっていないので、電子書籍の良さが半減する。検索やマーカーが自動的に引けないのだ。そこでスキャン後のPDFファイルにOCRをまずかける。
Windowsなら必殺のAdobe Acrobat。ScanSnapによっては、付属している場合もある。ファイルの圧縮機能もついているのでOCRをかけた後は圧縮する。1冊だけならすぐ済むが、大量に行う場合はかなり時間がかかるので寝る前などに行うと良い。あと、英語テキストにOCRをかける場合は必ず英語認識でかけるのを忘れずに。日本語英語混在のテキストでも英単語をしらべる際に文字認識がかかっていたほうが便利なのですこしでも英語が入っているテキストは英語認識でかけるのが良い。

電子書籍作成手順④PDFファイルをスマホに移動
自PCにあるOCR済圧縮後のPDFを自分のスマホに移動させる。Windowsは比較的移動が簡単である。PCとスマホをUSBでつなげるとリムーバブルディスクとして認識されるのでコピー&ペーストでOKだ。スマホに入れた書籍を見るアプリはアンドロイドでは「ezPDF Reader」が群を抜いて使いやすい。有料だがそれだけの価値はある、いや、それ以上の価値がある。

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