「無期雇用派遣」って何なの?メリット・デメリットは?
今日はこういう疑問に答えていきたいと思います。
無期雇用派遣のメリット
無期雇用派遣のメリットとしては、次のとおり。
- 正社員と同等の待遇
- 派遣先の有無に関わらず給料が支給
- 各種研修制度完備
- 大企業でのスキルアップ
以下、詳しく見ていきます。
正社員と同等の労働条件
無期雇用派遣はざっくりというと、「雇用主が派遣元」ということ以外は正社員と同じという制度。賞与に関しても、大手派遣会社では原則賞与が出ます。
派遣先が無くても給与が発生
無期雇用派遣社員は、月給のため派遣先の有無にかかわらず給与が発生します。派遣会社が派遣先を紹介できなければ、働かずして給与が貰える場合もあります(但し、平均賃金の6割)。
研修制度の充実
無期雇用派遣社員と言えども、あくまで派遣元会社の「商品」なので、商品に磨きをかけるのは、当然です。派遣業務に必要なパソコンスキルやTOEIC、各種資格講座の割引や無料研修制度が幅広く用意されています。
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大企業での業務経験がつめる
無期雇用派遣は東京23区内又は大阪市内(中央区・北区)での案件が多く、いわゆるオフィス街での勤務のため上場しているような大企業での案件が多いです。
できるビジネスマンが数多く勤務し、途方もない金額のお金が動く環境で働くことは、たとえ派遣であっても今後のキャリアに多大なる影響を与えるでしょう。
無期雇用派遣のデメリット
無期雇用派遣のデメリットは次のとおり。
- 選考・採用試験がある
- 給与が定められている
下記で詳しく見ていきます。
選考・採用試験がある
無期雇用派遣は、派遣元会社との長期的な契約であるため採用に際しても、正社員と同等の選考フローがあります。通常の派遣のような「登録→かるい面談→かるい面接→即時採用」という流れではないことに注意しましょう。
給与が定められている
無期雇用派遣社員は、派遣元から月給が支給されますが、案件ごとには決められず、その人の能力や経験によって決められます。
通常の派遣のように案件ごとに給与が変動しないのはメリットでもあり、デメリットでもありますが、モチベーション維持に一工夫必要な場合もあるでしょう。
派遣の定義
いろんなサイトで好き勝手言われている派遣ですが、好き勝手言っているので語句の定義がいまいち曖昧なままというイメージです。
ウィキペディアのほうが、信憑性もありますが、網羅的に書かれているので派遣の定義を知るのに丁度良いです。
以下では、サクッと私がまとめたものを紹介します。
労働者派遣と紹介予定派遣
労働者派遣法上の定義。労働者派遣が通常の期間限定の派遣、紹介予定派遣が派遣先に雇用されることを前提で派遣される派遣です。
特定派遣
2015年9月30日派遣法改正前における特定労働者派遣事業のこと。「常用型派遣」とも言います。法改正により労働者派遣法16条が削除され制度自体もなくなりました。
有期雇用派遣と無期雇用派遣
いわゆる登録型派遣と常用型派遣の区別と同じ意味です。
- 有期雇用派遣(登録型派遣):案件により派遣期間が決まっている。3年以上同じ案件での派遣は不可。
- 無期雇用派遣(乗用型派遣):派遣期間が決まっていない。
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