バンコク

バンコクの水上交通(ボート)完全攻略|オレンジ・青・黄色の旗の違いとBTS乗り換えマップ

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バンコクの渋滞は「世界最悪」とも言われますが、その解決策がチャオプラヤー川を走るボートです。 しかし、オレンジや黄色、青色の旗など種類が多く、旅行者にとっては「どれに乗ればいいのか分からない」という別の問題が発生します。今回は、最新の路線図情報を基に、複雑怪奇なバンコクの水上交通を論理的に整理しました。

 

 

1. まず理解すべき「2つの運営会社」

現在、チャオプラヤー川には大きく分けて2つのボート会社が存在します。ここを混同すると、チケット売り場で混乱します。

 

Chao Phraya Express Boat(チャオプラヤー・エクスプレス)

昔からある定番のボートです。エンジンの轟音と共に川を爆走します。窓はなく、風を浴びながら移動するスタイルです。

  • 目印: 船尾に「オレンジ」「黄色」「緑」などの旗が立っています。
  • 特徴: 運賃が安く(16バーツ〜)、本数が多い。

Chao Phraya Express公式時刻表

 

Thai Smile Boat(タイ・スマイル・ボート)

近年登場した、モダンな電動カタマラン船(双胴船)です。

  • 目印: 濃い青色の船体。「Urban Line」「City Line」などの名称で運行。
  • 特徴: エアコン完備で静かですが、エクスプレスボートに比べて本数は少なめです。

▶ Thai Smile Boat公式ページ

 

バスアプリとの連携

上記、Chao Phraya Express公式時刻表、Thai Smile Boat公式ページに飛ぶと、以前紹介したバスアプリ「VIA BUS」と連携できるリンクまたはQRコードがありますので、連携すると待ち時間がわかるようになっています。

タイのバスアプリVIA BUSの使い方|インストール・路線検索・リアルタイム追跡の見方を解説

 

2. 旗の色別:旅行者が乗るべき「正解」ルート

船尾の旗の色が、その船の「停車駅(船着場)」を表しています。旅行者が覚えるべきは実質2つだけです。

 

【オレンジフラッグ】基本の各駅停車

迷ったらこれに乗ってください。主要な観光地(ワット・アルン、王宮、チャイナタウンなど)のほぼ全てに停車します。最も運行頻度が高く、使い勝手が良いルートです。

 

【青色(スマイルボート)】快適な移動手段

路線図上の「Urban Line」や「City Line」に相当します。エアコンの効いた船内で快適に移動したい人向け。ただし、「City Line」の一部区間は9:40〜15:00の間のみ運行など、時間に制限があるため注意が必要です。

 

【黄色・緑・赤】通勤客向けの急行

これらは特定の船着場を飛ばす「急行(Express)」です。朝夕のラッシュ時に運行されることが多く、観光客が乗ると「降りたい場所を通過された」という悲劇が起きます。慣れていないなら避けるのが論理的です。

 

3. 【保存版】電車(BTS・MRT)から船への乗り換えマップ

「どこで電車から船に乗り換えるのが最適か?」という問いに対する論理的な解は、以下の3箇所です。

 

① サトーン船着場(Sathorn Pier)⇔ BTSサパーンタクシン駅

接続駅:BTSシーロム線 サパーンタクシン駅(S6)

バンコク水上交通の心臓部です。駅の2番出口を出て直進すれば、すぐに船着場があります。

  • 左手: チャオプラヤー・エクスプレス(オレンジ旗など)
  • 正面〜右手: アイコンサイアム行き無料ボート、ホテル送迎船、アジアティーク行き

ここに来れば、基本的にどこへでも行けます。ただし、夕方は観光客で「人間スープ」状態になるため、スリには警戒してください。

BTSサパーンタクシン駅をGoogleマップで

 

② バンプー船着場(Bang Pho Pier)⇔ MRTバンポー駅

接続駅:MRTブルーライン バンポー駅(BL09)

近年整備された、新しいハブです。「駅の真下が船着場」というアクセスの良さが魅力。スクンビットやラチャダ方面からMRTで移動する場合、わざわざサパーンタクシンまで南下せず、ここから船に乗るのが賢いルートです。

MRTバンポー駅をGoogleマップで

 

③ プラナンクラオ橋(Phra Nang Klao Bridge)⇔ MRTプラナンクラオ橋駅

接続駅:MRTパープルライン プラナンクラオ橋駅(PPK06)

さらに北側、ノンタブリー方面へ行く場合の乗り換えポイントです。観光客はあまり使いませんが、渋滞の激しいバンコク北部への移動における「裏ワザ」として機能します。

MRTプラナンクラオ橋駅をGoogleマップで

 

4. 目的地別:降りるべき船着場と「停車する旗の色」リスト

主要な観光スポットの最寄り船着場と、そこに停まる船の種類(色)の一覧です。

目的地 最寄り船着場(英語名) 停車する旗の色・船 備考
アイコンサイアム Icon Siam Pier 🔵 青(Tourist)
🛳 シャトル(有料)
Sathornから有料シャトル(約10B)あり。
※オレンジ旗は一部便のみ停車。
ワット・アルン Wat Arun Pier (N8) 🟠 オレンジ
🔵 青(Tourist)
🔴 赤(一部急行)
船着場の目の前が入口。
対岸へ渡る渡し船もあり。
ワット・ポー Wat Arunから渡し船
※または Rajinee (N7)
🟠 オレンジ
🔵 青(Tourist)
ワット・アルンから渡し船(5B)で対岸(Tha Tien)へ渡るのが最短。
※Rajinee PierならMRT直結。
王宮&ワット・プラケオ Tha Chang Pier (N9) 🟠 オレンジ
🔵 青(Tourist)
降りてすぐ商店街、抜けると王宮の白壁が見えます。
カオサン通り Phra Arthit Pier (N13) 🟠 オレンジ
🔵 青(Tourist)
要塞(プラ・スメン砦)が目印。
カオサンまで徒歩10分。
アジアティーク Asiatique Pier 🛳 無料シャトル
🔵 青(夕方〜)
Sathornから無料シャトル(16:00〜)が基本。
※青旗は夕方以降のみ延長運行。

※「青旗」はチャオプラヤー・ツーリストボート、またはタイ・スマイル・ボートのラインを指します。
※運行状況は変更される場合があるため、現地で係員に行き先を告げて確認するのが確実です。

 

5. 【エリア別】主要船着場の詳細・周辺ガイド

各船着場の乗り換え情報や、周辺の観光スポット(ワット・ポー、王宮、花市場など)への具体的な行き方は、以下の個別記事で深掘りしています。

 

 

まとめ:オレンジ色の旗さえ覚えておけば何とかなる

色々と書きましたが、結論はシンプルです。

  1. BTSサパーンタクシン駅へ行く。
  2. オレンジ色の旗がついた船に乗る。
  3. Googleマップを見ながら、目的地の近くで降りる。

これさえ守れば、バンコクの水上交通はあなたのものです。タクシーの渋滞メーターを眺めて絶望するより、川風に吹かれて移動する方が、精神衛生上もはるかに健全です。

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