フィリピンの大学訪問シリーズも大好評でしたが、本日はタイの大学訪問シリーズです。第1弾はバンコク大学シティキャンパスです。別シリーズでバンコクのカオマンガイ特集記事も作っていたのですが、まさかここの食堂でカオマンガイを食べれるなんて思ってもみなかったので、かなり後悔しています。
バンコク大学とは
1962年に設立されたバンコク大学は、タイで最も古く、タイにある大学で最大規模の私立大学の1つです。メインキャンパスはバンコクの中央ビジネス地区にあり、急速な成長に対応するため、パトゥムターニー県ランシットに第2キャンパスを追加で建設しました。学長はペッチ・オサタヌグラ氏(2016年)です。
アカデミックプログラム
バンコク大学では、教授言語としてタイ語を使用し、学士号、修士号および博士号をとることができます。大学には、英語を教育言語として使用する国際プログラムもあり、国際プログラムは、学士号、修士号および博士号を取得することが可能です。
関連施設
- バンコク大学同窓会事務所
- 創造的起業家精神開発研究所
- バンコク大学研究センター
- 知識とイノベーションのための研究所(東南アジア)
- 人材育成センター
- 研究所イノベーション推進研究所
- 制度研究評価室
- ランゲージインスティテュート
- 市民法律センター
キャンパス
バンコク大学には2つのキャンパスがあります。
シティキャンパス
シティキャンパス(「クルアイナムタイキャンパス」と呼ばれます)は、クローントゥーイ地区のプラカノン地区にあり、敷地面積は約15,000平方メートルです。留学生は主にこのキャンパスに通学し、特別なプログラムを研究している学者も在籍しています。
また、3年生または4年生のほとんどの学生がこのキャンパスに通学することになっています。大学の学長のオフィスがあるだけでなく、インターナショナルコース、大学院、および他の学部で構成されています。その他施設として、研究所、教室、セミナー室、図書館、コンピューターセンター、屋内スポーツセンターがあります。アートギャラリーであるバンコク大学ギャラリー(BUG)は、2006年にこのシティキャンパスにオープンしました。
ランシットキャンパス
ランシットキャンパスは、ドンムアン国際空港の北約14キロメートルに位置するパトゥムターニー県のクローンヌン地区のクローンルアン郡にあります。キャンパスの敷地面積は約265,000平方メートル。
1年生と2年生の正規の学生がここで勉強しますが、通常のコミュニケーション芸術の学生(外国人ではない)はこのキャンパスで4年間勉強します。また、キャンパスには、タイプレミアリーグ2006チャンピオンであるバンコク大学FCのホームスタジアムであるバンコク大学スタジアム、スラトオサタヌグラ図書館、ポンティップオサタヌグラコミュニケーションアーツコンプレックスがあります。
重要な考古学研究施設であるBU東南アジアセラミックス博物館は、ランシットキャンパスにあります。ランシットキャンパスは、タイで最初に指定を受けたISO14001規格を取得しているキャンパスでもあります。
バンコク大学の行き方と地図
バンコク大学シティキャンパスはラーマ4世通り沿いにあります。地図をみるとわかるとおり、各駅からは少し離れているので交通の便はそこまで良くはありません。バンコク滞在時に宿泊した民宿日出やすいかハウスからは微妙に近い距離にあります。
バンコク大学には出入り口が3つあります。今回はタクシーに乗り第3ゲートから入りました。道路を挟んで向こう側も大学かと思いましたが、メトロラグゼというコンドミニアムのような別施設のようです。
バンコク大学内部へ
エントランスの周辺を観察した後は、いよいよ大学の中に入ります。入り口にセキュリティガードがいましたが、特に何も言われませんでした。
第3ゲートから入ると、人通りが少なく、落ち着いたキャンパスに見えます。人の出入りが多いのは第1ゲート、第2ゲートのようです。
構内の掲示板。ネット上の情報ですと英語で授業が行われているようなことを書いてあったのですが、けっこうタイ語の文字も見ます。
ここは3番の学生ラウンジ。自販機、エアコン完備でかなり快適に学生さんが自習している感じでした。
キャンパス中央には芝生の広場がありますが、日差しが強いため、パンフレットにありそうな、学生が座って談笑しているという風な風景はみれません。
駐車場も車がいっぱいです。すれ違う学生もどことなくお金持ちそうな学生ばかりでしたので、車通勤している学生もいるように思います。
バンコク大学の図書館と食堂
図書館
5番の建物には食堂と図書館が入っています。まずは図書館へ行くことにしました。
入り口には受付係の人がいましたがランチタイム後ということで、こっくりこっくりしていました。特に呼び止められることもなく中に入ることができました。仏教社会で銃社会でもないタイは、こういう風に比較的自由に建物内を出入りできるので、散歩マイスターとしてはありがたいかぎりです。
図書館内はこぎれいな感じ。エアコンも聞いていてリラックスできるソファもあるので昼寝している学生もチラホラ。
技術の進歩がはなはだしいITの本は、若干古いものが多かったです。
食堂
図書館の後は同じ建物の1階にある食堂へ向かいます。
かなりオープンな食堂。外との仕切りがなく、日差しを防ぐカーテンだけがあるという造りです。
ここはパン&デザート屋さん。バンコク大学の食堂はフードコート方式ですので、自分で好みのメニューを購入してテーブルにもっていくシステムです。
- フライドミートボール:10~30バーツ
- パン:30~50バーツ
- デザート:12~25バーツ
ドリンク屋さんです。スムージーやバブルティーが大学でも飲めるのがありがたいですね。
- スムージー:35~50バーツ
- フレッシュフルーツソーダ:45バーツ
- バブルティー:30~35バーツ
- ソフトドリンク:15~20バーツ
フライドチキン屋さんです。フラットロール麺スープのいい訳がなかったのでそのままカタカナで表記しました。ハイナンジーチキンライスと蒸しチキンというのはカオマンガイのことなのですが、まさかのカオマンガイがここバンコク大学で食べることができるとは思っていなかったので、来る前にご飯をすませていました。惜しいことをしました。
- ハイナンジーチキンライスと蒸しチキン:35、40バーツ
- ハイナンジーチキンライスとフライドチキン:35、40バーツ
- チキンヌードル:35、40バーツ
- フラットロール麺スープと豚の内臓と豆腐:35、40バーツ
- 鶏もも肉煮込み麺:35、40バーツ
- 麺とフライドチキン:35、40バーツ
Lumpasiriというのが検索してもでてきませんが、何なんでしょう。
- ポーク又はチキンフライドライス:35、40バーツ
- ポーク又はチキンスパイシーバジルライス:35、40バーツ
- 海老又はイカのスパイシーバジルライス:35、40バーツ
- クリスピー豚バラ肉炒めのチリソース丼:35、40バーツ
- 豚と平麺炒め:35、40バーツ
- 豚とガーリック炒めとライス:35バーツ
- 海老パッタイ:40、45バーツ
- クリーミーホットサワースープと海老:50バーツ
カレーとライス
- カレー1品とライス:25バーツ
- カレー2品とライス:30、35バーツ
- カレー3品とライス:35、40バーツ
- チキンビリヤニとスープ:35、40バーツ
- ブラウンライス:10バーツ
- ナマズと干し魚のフライ:20、40バーツ
- チリソースライスとおかず1品:25バーツ
- チリソースライスとおかず2品:30バーツ
- チリソースライスとおかず3品:35バーツ
バンコク大学の教室へ
キャンパスの3番と4番の建物の2階以上が実際に授業を受ける教室になります。
開放感のある廊下で各教室に移動します。煙草を吸っている学生も見受けられました。喫煙可能なのでしょうか?
実際に授業をしているところが窓を通してみることができます。聞き耳をたててみるとやはりタイ語で授業は行っているようでした。手前にあるテーブルと椅子がおしゃれですね。
バンコク大学の大学院
そして、最後に向かったのが、バンコク大学大学院がある建物。地図の9番の場所です。9番の建物には、クラスルーム、大学院、国際課オフィス、奨学金オフィス、大学シアターがあります。
バンコク大学キャンパスの中でも一番高い建物が9番の建物です。
正面入り口から堂々と入っても、受付には誰一人としていません。
入居しているオフィス等です。私のカメラは光っている文字を写しにくい仕様になっていますので、ちょっと何が書いてあるかわかりませんね(苦笑)。
ロビーにある美術的オブジェ。そういえば教室棟にあった、テーブルとイスも何だか芸術作品のようでしたね。美術関連に力をいれているのがうかがえます。
4基あるうちの左から2番目のエレベーターで上へ昇ります。
行ける階が1、2、3、15階しかありません。
15階からの景色は最高でした。よく見たら、スラム街の方向ですね。
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