「この前海外留学から日本へ帰って来たばかりなんだけど、何か良い仕事はないかなぁ。」
こういった疑問に今日は答えます。
この記事を書く私は、現在独身のアラフォー。7年ほどフィリピンで働き、コロナの影響で日本に帰国した日本人の一人です。
職歴は基本的に事務方で、総務・経理・人事・法務などの管理職を歴任しました。もちろん海外でも同様の職歴です。
こういった背景から語ります。
海外から帰国したばかりの人に派遣をすすめる理由
海外で現地採用や駐在で働いてた人や、留学やワーホリに行ってた人が、職に就くとすれば、人材派遣がおすすめです。
派遣制度の利益構造等、人材派遣に関しては賛否両論ありますが、人材派遣をおすすすめする理由を4つ挙げます。
- とりあえずは生活費を稼がないといけない。
- 失業保険もない。
- 不況下では正社員の求人数が激減。
- 不況下では大企業も不安定。
以下で詳しく見ていきます。
生活費を早急に稼がないといけない
帰国の理由にもよりますが、海外留学やワーキングホリデーから帰って来たばかりだと、定職もなく、お金が出ていくばかります。
実家住まいだと、生活費はかかりませんが、いつまでも親のスネをかじっていてもなんの成長もありません。
給与発生までが短い理由
一般派遣は実は、面接というものがなく、派遣元の会社が派遣先の会社へ人材をアサインする形になります。就業前に派遣先の担当者と顔を合わせることになりますが、それはあくまで「会社見学」というフローになります。面接が無い分、業務開始、お給料発生までのリードタイムは短くなり、より早く現金が手に入ります。
失業保険が無い
直近までずっと海外にいたので、日本の失業保険はありません。海外にいた時は給与から日本の雇用保険は天引きされないので当たり前の話です。
なので日本で失業した時のように、「とりあえずは失業保険で生活」のような悠長なことは言ってられません。上記の理由と多少かぶりますが、働くまでの期間が短い派遣は懐にも優しいということです。
正社員の求人数が激減で受かりやすい
今回のコロナ騒動により企業の活動は驚くほど制限されました。これにより、社員はリモートワークへシフトしましたが、業種によっては、利益をだすどころか、雇用を続けていくだけで精いっぱいのところも出てきます。
企業が正社員雇用を躊躇する理由
先行きの見えない企業活動の中、うかつに首を切れない正社員を雇う企業は必然的に少なくなります。その代わりに契約期間を決めることができる派遣社員の案件は増え、派遣で働ける確率も高くなることになります。
正社員が減ることにより起こること
また、正社員数が減ることにより、何が起こるかというと、既存正社員の業務量が増える場合が多いことになります。大企業は、改善されてきていますが、中小企業は未だにサービス残業が残っている場合が多いので、時給に換算すると、下手したら派遣のほうが給与が高くなる場合もあり得ます。
不況下では大企業も安定ではない
つい先日上場企業で初めてレナウンが倒産しました。上場企業の倒産は、2019年1月に山形地裁へ民事再生法の適用を申請した(株)シベール以来、16カ月ぶりですが、今後も大企業のコロナ倒産は増え続けるでしょう。
なので、無理をしてこの時期に正社員として大企業に入社しても、先行きは不透明です。無理して、正社員として入社後、ストレスを抱えながらサービス残業をするよりかは、派遣社員として定時に退社し、プライベートを充実させたり、副業にいそしんだほうが、人として幸せだと思います。
帰国者におすすめの職種2選
英文事務
外部リンク 派遣なら世界最大級のマンパワーグループ ※登録後「関東」「英文事務」「時給2,000円以上」で検索
海外からの帰って来たばかりということで、もちろん英語は多少なりとも話せ、少なくとも拒絶反応はないはずです。
そこでその英語を活かした案件があれば、競争率も高くなく、時給も他の案件と比べて高いのが定石です。専門的な知識が無くとも、単純な事務作業でも、ある程度の高い需給の案件は少なくないです。
英文経理
英文事務よりかは経理の知識が必要な英文経理。こちらは、より競争率が低いため、就業開始につながりやすいです。また、外資系企業も多いので、日系のようなピリピリとした職場環境で働く必要が無いのが良いです。
英文事務・英文経理のあるおすすめの派遣サイト2選
結論からいうと、英文事務・英文経理を取り扱っている人材派遣会社はどれも大差なし。とりあえず大手から順番に3社くらい登録して、気になる案件がスカウトで来たり、新規で公開されたら問合わせすれば良いかなと思います。
私も複数サイトに登録していますが、どこも似たり寄ったりの案件が流れてきます。
このあたりで良いかなと。
ただ、大事なのは、特に良い感じの案件が無くとも登録だけは済ませておくことです。登録情報に合わせてスカウトや新着メールは届きますし、同時に登録することで、「あの資格取ったのって西暦何年だっけ?」「あの仕事でなにやってたっけ?」という記憶の忘却を何度も繰り返さなくて良いです。
そのためには予め、メインとなる履歴書や職務経歴書は最新版にアップデートしておきましょう。
正社員が安定な時代は終了。ボーナスは副業で稼ぐ時代。
前述のとおり、上場している大企業でも倒産する時代がこれから到来します。下手に、ブラック企業で正社員として、ボロ雑巾になるまで働くより、これからは、定時に帰れてプライベートを充実できる働き方を考えましょう。
正社員の最大のメリットであるボーナスも今後は、不況により減額されていきます。非正規社員の場合は、副業で稼ぐことによって、ボーナスが支給されないデメリットを払拭できるでしょう。
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