みなさんこんにちは。ついに日本へ帰国したティケイジイです。今日はフィリピンから日本へ帰国した際の様子を時系列で紹介していこうと思います。
帰国の際の空港は羽田国際空港だったのですが、事前に予習していたおかげで、特に慌てふためくことはありませんでしたが、いくつか、現場でしか知り得なかった情報もあるので、みなさんとシェアしたいと思います。
海外から羽田空港着。コロナ用PCR検査から待機場所、自主隔離場所についてのおまとめ
マニラ空港第1ターミナル
2020年3月28日からマニラ空港発着の便はすべてターミナル1へ集約されました。これにより、他のターミナル(NAIA2,NAIA3)を利用していた航空会社の便も,3月28日からは,ターミナル1(NAIA1)での到着・出発となります。私の予約したANAも通常はターミナル3からの出発なのですが、今回はターミナル1へ向かいました。
参考リンク 【領事班からのお知らせ】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その28:マニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)発着便の状況)
ちなみに、5月3日午前8時から5月9日までの間、フィリピン国内の全国際空港につき、運用を一時的に制限するとの発表がありましたが、海外からの到着便だけでしたので、日本への出発便には特に影響はありませんでした。
参考リンク 【領事班からのお知らせ】フィリピンにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応について(その40:国際空港の運用の一時制限等)
強化コミュニティ隔離中にマニラ空港へ行く方法
マニラ空港までは、Grabもタクシーも使えないので、知り合いのお父さんがタクシードライバーをしていたので、お願いして送ってもらいました。タクシー車両も使えないので、車も通常の乗用車を手配してもらいました。お友達価格で1,300ペソとガソリン代300ペソ、食事手当200ペソの合計1,800ペソを支払いました。
マカティやベイエリアからですと、送迎サービスがけっこうあるようでしたが、私はケソンシティからでしたので、送迎サービスは少なく、とても助かりました。もしこれから帰国されるかたで、何のつても無い場合は、フィリピン観光省がサポートしてくれるようなので、フェイスブックよりメッセージを送ってみましょう。
ECQ中のマニラ空港第1ターミナル内の様子
両替所
空港内の両替所は10:30から15:00まではあいているようです。コロナ隔離中は両替も一苦労ですので、もし万が一、自宅の近辺でできなかった場合は最後の砦となります。ちなみにフィリピン国外へのペソの持ち出しは5万ペソまでです(以前は1万ペソ)。
フィリピンの為替関連で注意しておきたい3つのこと 日本円の持ち込みやペソの持ち出し
私は実は出発日の朝にウエスタンユニオンでペソを日本へ送金しようとしたら、1時間経っても本部の承認が降りないというトラブルに見舞われました。日本に帰国することが決まった場合は早めに両替問題は解決しておきましょう。
6ヶ月以上の滞在だったのでECCを取得
フライトは14時だったのですが、チェックインカウンターが開くのが11:30。預け手荷物23キロ以内が二つ、機内持ち込み手荷物10キロをクリアし、イミグレーションへ。私はフィリピン滞在が連続して6ヶ月以上でしたので通常であれば、イントラムロスの本局でECCの手続きをしないといけなかったのですが、ECQのため、空港の移民局カウンター、右端のカウンターで手続きをしました。
以前のように係員が何にも知らないということは無く、ECC手続きは5分くらいで終わりました。2,880ペソのお支払い。
フィリピン航空はセブパシフィックやジェットスターより評判どおり快適そのもの、機内食も美味しかった!
出国エリア内はあいている店が少ない
出国審査の後は、荷物検査です。制限区域内で万が一のため必要になるかと思い、延長コードをバックに忍ばせておいたのですが、没収されました。預け荷物に入れなければならなかったようです。
その後は、出国の制限区域に進んだのですが、開いている店がカフェと食品店、土産物店の3つしかありませんでした。お腹が空いていたので食品店でカップヌードルとライスを注文し、食べ終わった後はカフェでパソコンを開き、自主隔離用の宿泊先を予約しました。
羽田空港行き航空機へ搭乗
機内は快適そのもの。セキュリティガイダンスの映像も歌舞伎仕様になっていて面白かったです。離陸後は、映画を見ていたらあっという間に日本に到着していました。
羽田国際空港到着
羽田空港到着後は、雷雨のため20分間の待機がありました。事前情報では、PCR検査準備のため機内で1時間くらいの待ちがあると聞いていたので、余裕をぶちかましていたら、雷雨待機の後はみんなすぐに出て行っていました。国際線乗り継ぎの乗客もいたようですので、羽田で降りる乗客は少なかった印象です。
海外から羽田空港着。コロナ用PCR検査から待機場所、自主隔離場所についてのおまとめ
降機したのは20時頃(日本時間)。その後は、係の人に案内され到着口とは反対の方角へ。おそらく出発ゲート140番くらいのエリアに向かいました。
PCR検査
係の人に連れられ、出発ゲートの一画へ案内されます。そこで必要書類の提出を求められました。私は機内で映画を見ながら爆睡していたので、書類を一切書いていませんでした。その場でもらった書類がそれぞれ表裏、下記のとおりです。機内で暇だった場合は、機内でもらって機内で記入を済ませたほうが効率的ですね。
質問票
入国される方へ検疫所よりお知らせ
申告書
厚生労働省からのお願い
質問票などの書類を書いた後に、検疫官のいるカウンターへ持っていき、確認してもらいます。私はこの時点では自主隔離先しか決まっておらず、そこまでの足がなかったので、結果待ち中に足を手配するように案内されました。その後は、上記「空港内待機者整理票」をもらいPCRの検査へ向かいます。
PCR検査は廊下の陰に隠れたようなところで実施され、事前に鼻がツーンとする感覚と聞いていましたが、実際は鼻がズーンとする感じでした。ものの3秒で終わります。終わった後は、家族や友達が迎えに来ている人は、空港から出ることができますが、その他の人は別の待機所で結果が出るまで待機します。
PCR検査結果待ち待機場所
私は、家族の迎えはなかったので、PCRの結果を空港内で待つことになります。結果待ち場所は143番ゲートでした。事前に聞いていた市ヶ谷のホテルかなーと期待していたのですが、検査者数が少なかったのか、フローは随時変わるようです。
待機場所にはかろうじて自動販売機がありました。久しぶりに日本のお茶を飲んだのは言うまでもありません。
そして、小腹が空いたので、自販機でおかきスナックを買って食べた直後にお弁当の配給がありました。久しぶりの日本のお弁当、冷めていても美味しかったです。
また、この待機場所にはパソコンで作業するのに丁度良い電源付のデスクスペースがありました。パソコンで作業した後は、長椅子で就寝。毛布の貸し出しもありましたが、枕が無かったので若干寝にくかったです。
PCR結果発表
検疫官からは結果は24時間以内に出ると案内されたのですが、結果が出たのは翌日の朝でした。もっとかかると思って悠長にしていたのですが、意外に早かったです。ただ、レンタカーをまだ手配していなかったので、レンタカー会社に電話で連絡です。
レンタカー会社へ連絡
羽田空港なう。 pic.twitter.com/JHlKgJwz4E
— ティケイジイ@浅草/ASEANをお散歩するアセアニスト (@tiger_phili) May 6, 2020
レンタカー会社には公衆電話で連絡しました。やはり当日の予約は台数が少なく、日帰りでも1万円とちょっとしました。5、6千円を想定していたので予算オーバーです。
待機場所の移動
そうこうしているうちに、待機場所移動の要請が発令されました。140と141ゲートが合わさった場所だったのでかなり広かったのですが、パソコンスペースはありませんでした。自販機とマッサージ機はおいてありました。
羽田空港検疫飯2回目です。 pic.twitter.com/c27AtmXg1D
— ティケイジイ@浅草/ASEANをお散歩するアセアニスト (@tiger_phili) May 7, 2020
小腹がへってきたので、係の人に「お弁当無いですか?」と聞いたら、しばらくしてお弁当が出てきました。
空港からの最終脱出方法「Uber」
レンタカーで1万円。試しにハイヤーサービスであるUberはどうだろうと思って価格帯を調べてみると地域別に下記のとおりでした。
羽田空港→浅草
10,685~14,210円
羽田空港→新宿
8,100円
羽田空港→横浜
8,824~11,730円
羽田空港→世田谷
9,569~12,698円
羽田空港→東京駅
6,800円
羽田空港→秋葉原
7,600円
私はすでに浅草に宿を予約していたので、羽田→浅草一択でしたが、新宿などは、安宿もありねらい目だったかも知れません。
また、レンタカーを借りると、もちろん自分で運転しなければならず、羽田からの土地勘がないとめんどくさく、返却場所も予め調べないといけないのでたいへんでした。値段が同じくらいだったらUberのほうが圧倒的に楽です。
Uberで隔離先へ行く注意点としては、事前予約ができないので、配車手配ができたら、すぐに待機所を出て、ハイヤー乗り場に行かなければならないことです。
羽田空港入国管理局へ
Uberを予約した後に待機場所にいる検疫官の人に予約ができた旨を伝えると上記の赤紙を手渡されます。空港内で要所要所に係員がいるので、これを見せながら入国管理局へ向かいます。
PCR検査と待機場所のあったエリアはターミナル3でもかなり離れたところにあったようで、移民局まではかなり歩くことになります。移民局では、パスポートを機械に読み取らせれば3秒で終わりました。その後「入国スタンプのいる人」「入国スタンプのいらない人」用のゲートがあったので、いる人ようのゲートでスタンプをもらい荷物引き取り所へ。
だいぶのんびりと手続きをしたので、私の便で来た人で空港に残っている人は2名だけでした。ただ、わかりやすいように紙が貼られていたのはさすがの日系航空会社だと思いました。
羽田空港のハイヤー乗り場へ
羽田空港第3ターミナル(旧国際線ターミナル)の到着ロビーはガラガラ。
ハイヤー乗り場はタクシー乗り場の奥なので、税関を抜けてまっすぐ行きます。そして下の階にあるので、エレベーターを使って下へ降ります。
予約からだいぶたっていたので、待ちきれなかった運転手さんがタクシー乗り場付近まで来てくれていました。
運転手さんは最初身振り手振りで案内をしてくれたので、コロナ対策で声を発しないのかなと思いましたが、れっきとした理由がありました。特に問題はなく羽田空港を後にしました。
コメント
大変参考になりました
昨日日本にタイから帰国したので、私も状況をブログに書こうとおもうのですが、
亜細亜お散歩まいすたぁ.さんのブログが非常に見やすく参考になったので、参考になったブログとしてリンクを張らせていただいてよろしいでしょうか?
参考になり、なによりです。空港のPCR検査の情報はまだまだ少なく、状況も刻一刻と変わってくるので、情報収集もたいへんでしたよね。
リンクも大丈夫です!
初めまして。
フィリピンから帰国するにあたり情報を調べていたらブログにたどり着きました。
細かな情報、とても参考になります。
1つ質問があるのですが、出国時に支払ったECCは金額的にVISA代金との合算だと思うのですが、6ヶ月間滞在中にVISA延長代金を何度か払った上でのその金額ですか?
私は滞在が90日を超えてからの出国になる予定なのでECCは不要ですが、VISA延長代金の計算の仕方が分かっていません。
ちなみに1度もVISA延長をしていないので空港での支払いになる予定です。
1ヶ月単位での延長費用が積み重なるのかどうかが気になりコメントしました。
お分かりになる範囲で構いませんので教えて頂けると幸いです。
コメントありがとうございます。
私が今回支払ったのはECC料金だけです。延長ビザは、3月頃に2ヶ月間の延長をたまたましていたので、空港でビザ延長料の支払いは不要でした。
90日を超えてからの出国になるとのことですが、通常ですとビザの延長代とACR I-Card代を支払う必要があります。
おっしゃるとおり延長費用が積み重なる感じですが、1回目以外の延長を2ヶ月連続で延長すると多少割引されます。
多少手数料がのっかってますが、語学学校のビザ料金等も参考にしても良いと思います。
下記サイトですと、11,300ペソ(ビザ119日まで)+3,000ペソ(ACR I-Card)かかるようです。
https://tabiken.com/ph/manual/visa/
ただ、何かにつけて割高に請求される場合もあるので、余裕をもって現金は持って行ったほうが良いと思います。
素早くご丁寧な返信ありがとうございました!
多分そうだろうなぁと思っていましたが、やはりそうなのですね。(^_^;)
フィリピンには年に何度も来る生活を数年続けていますが、いつもノービザ滞在ギリギリ30日までだったので分からない事だらけでした。
フィリピンペソが余ってもしばらくは渡比出来そうにないので悩んでいましたが、ご助言頂いたように余裕を持って空港に行きたいと思います。
ありがとうございました!
このブログと出会えて良かったです♪(*^^*)
ペソが余る問題は、けっこう考えますよね。新札が発行されると使えなくなるし。。。
最悪の場合、空港のイミグレで金額だけを聞いて、ATMでクレジットカードでキャッシングという手法もありますが、現金が入っているかも怪しいものです。
あ、両替所が空いているので、金額を聞いて余分なペソは円に両替という方法もありますね。
毎回、30日未満ということで、今回は意図せぬ長期滞在になり、ご不安だったと察します。
既にチケットを購入され、後は飛行機に乗るだけだとは思いますが、お気をつけて!!
こんにちは。
空港脱出時はUberで、事前予約ができないということでしたが、厚生労働省のサイトには、「入国前に、ご自身で入国後に待機する滞在先と、空港等からその滞在先まで移動する手段(公共交通機関以外)を確保すること」、とあるのですが、入国前に手配ができていなくてもだいじょうぶだったのですよね?
厚生労働省のサイトで紹介されているハイヤー会社よりUberのほうがかなり安いので、できればUberを利用したいと思っていますが、空港に着いて検査を受けたあとにUberを手配してもだいじょうぶだという確認を取りたいと思って書き込みされていただきました。
こんにちは。私の場合は、入国前に移動手段・隔離先を手配できなくても大丈夫でした。検疫官との面談の際にその旨伝えるような感じでした。
移動手段・宿泊先によって検査の順番の優先を調整しているのだと思います。
検査後にUberを手配しても大丈夫だと思います。ただ、無いとは思いますが満車で手配できない可能性があることは、頭に入れておいたほうが良いかも知れません。
横から失礼します。
使用してはいけない公共交通機関の中には「鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)、旅客線等」と記載されているので、Uberもタクシーとして対象になるのではなると思っていたのですが、大丈夫なのでしょうか…?
ハイヤーサービスは多分OKだったと思うので、ハイヤーサービスの中にUberが入っているので大丈夫でした。
ハイヤーとタクシーの違いがいまいちわからないですが。。。
念のため、調べてみましたが、厚労省HPでは「基準を満たすハイヤー会社またはハイヤーを調達できる旅行会社の紹介」が載ってますね。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00020.html
この会社じゃなきゃだめだったら、私の場合は何だったんでしょう。。。
お疲れさまでした。大変参考になります。
入国に際し各種書類に記入する必要があるようですが,外国語バージョン(英・仏・中等)は用意されていたご記憶はおありでしょうか。
まさしさん、コメントありがとうございます。
外国語バージョンは申告書(Declare Form)以外はみなかったです。
待機場所には、外国人らしき人もいたので、ひょっとしたら言えばもらえるのかもしれませんが、当日確認するしかないかと思います。
お力になれず恐縮です。