エアポートレールリンク(ARL)とは、タイのバンコクにある鉄道のことを言います。この鉄道は、スワンナプーム空港からマッカサン駅を経由して、バンコク中心部のパヤタイ駅までを結んでおり、ほとんどの路線は、高架橋で作成されています。
このエアポートレールリンクはタイ国有鉄道(SRT)が所有し、チャルーンポーカパンホールディングスとそのパートナーとのコンソーシアムによる特別目的組合「Eastern High-Speed Rail Linking Three Airports Company Limited」が運営しています。
全長28.6キロメートルのエアポートレールリンクは2010年8月23日に開業し、運用はもともとエクスプレスサービスと、8駅の通勤鉄道サービスであるシティラインの両方で構成されていました。しかしながら、2014年9月以降、車両の在庫が不足しているため、すべてのエクスプレスサービスが無期限に停止されています。
エアポートレールリンクの路線図
エアポートレールリンクの路線図は上記写真のとおり。8駅というそれほど多くはない駅数で構成されています。また、各停車駅は下記の通りです。
- スワンナプーム駅 (空港)「สุวรรณภูมิ Suvarnabhumi」
- ラートクラバン駅 「ลาดกระบัง Lat Krabang」
- バーンタップチャーン駅 「บ้านทับช้าง Ban Thap Chang」
- フアマーク駅 「หัวหมาก Hua Mak」
- ラームカムヘーン駅 「รามคำแหง Ramkhamhaeng」
- マッカサン駅(シティ・エア・ターミナル) 「มักกะสัน(สถานีรับส่งผู้โดยสารอากาศยานในเมือง) Makkasan (City Air Terminal)」
- ラーチャプラーロップ駅 「ราชปรารภ Ratchaprarop」
- パヤータイ駅 「พญาไท Phaya 」
ラートクラバン駅、バーンタップチャーン駅、フアマーク駅は、日本人はあまり降りる機会がないので覚える必要はないと思いますが、ラームカムヘーン駅、マッカサン駅、ラーチャプラーロップ駅、パヤータイ駅は、バンコクに観光に来た際は、けっこう利用する駅なので是非とも覚えておきたい駅名です。
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エアポートレールリンク沿いのおすすめホテル
このバンコクのエアポートレールリンク沿いにおすすめのホテルがあります。それが「ナサベガス」。名前を聞くと一瞬「ラスベガス」のパクりではないかと思いますが、名前の由来は謎です。
けっこう有名なホテルで、空港まで電車でいけ、ランカムヘン駅から徒歩5分ほど、バンコク出張の際にはぜひとも利用したいホテルです。下記でリンクを念のため置いておきます。安ければ1泊1,000円台であるので、コスパも良く、部屋に浴槽がついているので、旅行の疲れもリフレッシュさせることができます。
▽民宿日出に行く際はここの横のバス停を利用する流れ▽

エアポートレールリンク・マッカサン駅
このエアポートレールリンクのマッカサン駅はバンコク観光の際はよく使われます。というのが、MRT駅との乗り換え駅になっているからです。バンコクの有名なインスタ映えスポットであるラチャダーのナイトマーケットもこのマッカサン駅から乗り換えて行きました。
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エアポートレールリンクの運賃・時刻表
エアポートレールリンクは、毎日05:30から24:00まで運行し、サービスはピーク時間(午前6時から午前9時および午後4時から午後8時)の間は10〜11分ごと、ピーク時以外及び週末は12〜13分ごとに出発しています。
運行開始から最初の3年間、この鉄道を利用する乗客の数は、予想していた数の約半分でした。というのがタイ国有鉄道(SRT)は1日あたり約95,000人の乗客を想定したいたのですが、実際の乗客数は約40,000人でした(40,000人にはシティラインの38,000人とエクスプレスラインの2,500人を含んでいます)。エアポートレールリンクを運営するために設立されたSRTの子会社であるエアポートレールリンク社は、その運営開始以来損失を出し続けて運営されていました。エアポートレールリンクの平均乗客数は2015年の平日は1日あたり約56,000人、週末は1日あたり40,000人でしたが、2018年5月の時点で、1日の平均乗客数は約72,000人にもおよんでいます。しかしながら、9列車のうち7列車のみが運行しているため、車両の数が不足、ピーク時には依然として大きな問題となっています。
運賃に関して言えば、シティラインの標準料金は、距離に応じて15〜45バーツです。ちなみにエクスプレスラインは片道/往復で90/150バーツの価格でした。
エアポートレールリンクの乗り方
自動券売機。まずは行きたい駅名をタッチして、乗車人数を選択。金額を確認します。
お金を支払う際、コインは1、5、10バーツ、紙幣は20、50、100バーツのみが使用できます。
ホームには電光掲示板あり。
そして乗車。派手なデコレーションのせいで車内からの壮観が半減しますが致し方ありません。
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