みなさんこんにちは。今日はタイ・バンコクお寺巡り編です。今回のバンコク旅行で最初に宿泊したオンヌットのすいかハウスというゲストハウスの近くに「メー・ナーク」という怪談で有名な、ワット・マハーブットというお寺がありましたので、そのことをシェアしたいと思います。
バンコクにはお寺がたくさんありますが、このお寺はローカルで、観光客もあまり見ませんでした。バンコクにたくさん行き過ぎて、よりローカルなエリアを観光したいという人にうってつけの記事となっています。
▽すいかハウスについての記事▽
メーナークとは
「メーナックプラカノン」、または単に「メーナック」または「ナンナーク」は、タイでは有名な女性の幽霊です。 この物語は、ラーマ4世の統治中に起こった出来事に基づいています。物語は、プラカノン運河のほとりに住んでいたナークという美しい若い女性と、夫のマックに対する永遠の愛について綴られています。
ナークの妊娠がわかると同時期に、マックは徴兵されて戦争に送られますが(一部のバージョンではこの戦争とはシャン族に対する戦争であると述べられていますが、他のバージョンは戦争が何かは特定されてはいません)、彼は戦場で重傷を負ってしまいます。マックがバンコク中心部で怪我の治療を受けている間、ナークに陣痛が始まりますが、出産は難産で母子ともに帰らぬ人となってしまいます。
しかし、マックが怪我の治療が終わり、家に帰ると、愛する妻と子供が彼を満面の笑みで向かい入れます。マックは妻と子供が死んだことに気づいていませんでしたが、ナークと子供が幽霊だということをマックに警告しようとする隣人はすべて殺されてしまいました。
ある日、ナークがナムプリック(辛みと粘性のあるディップまたはホットソース)を準備していると、彼女はポーチからライムを落とします。彼女は腕を伸ばして(腕の長さを伸ばして)、地面から拾い上げようとします。マックはそれを見て、ついに彼の妻が幽霊であることに気づきました。しかしながら、彼は恐怖におびえ、彼女を驚かせることなく逃げる方法を見つけようとします。
その夜、マックは排尿するために階下に行かなければならないと言って、彼はこっそりと家を出て行ってしまいました。
夫が逃亡したことを発見したナークは、彼を追いかけます。マックは彼女を見て、ブルーメア・バルサミフェラ(タカサゴギク)の後ろに隠れます。民間伝承によると、幽霊は粘着性のブルーメアの葉を恐れると聞いていたからです。その後、マックは聖地であるため幽霊が入ることができないマハーブット寺院に走ります。
ナークは悲しみの中で、プラカノンの人々を恐怖に陥れます。しかし、ナークの幽霊は強力な祈祷師に捕らえられてしまいます。祈祷師は彼女を土製の瓶に閉じ込めて、彼はそれを運河に投げ込みます。
ストーリーの残りの部分には異なるいくつかのバージョンがあります。あるものでは、プラカノンの新しい老夫婦が釣り中に瓶を見つけたとあり、別のバージョンでは2人の漁師が瓶を見つけたとあります。どちらにしてもナークは、その瓶が開いたときに再び現世に戻ってきてしまいます。
ナークは、由緒ある僧侶ソムデットプラプッタチャンによって再び封じ込められます。その僧侶は、彼女の魂をひたいの骨に閉じ込め、それをウエストバンドに縛り付けます。伝説によると、このウエストバンドは現在、王室が所有しているとのことです。チュンポンの王子であるアブハカラ・キアーティヴォンセ提督は、王室がこの遺物を持っていたと主張していました。別のバージョンでは、僧侶ソムデットプラプッタチャンはナークに、将来の人生で最愛の夫と再会することを約束したとするものもあります。
メーナックに捧げられる寺院はワット・マハーブットにあります。 1997年に、この寺院はスアンルアン地区に移転しました。
ワット・マハーブットの概要
地図
ワットマハーブットは、オンヌット通り、ソイ7にあります。
オンヌット駅方面から東へ歩いていくと歩道橋が見えますので、その先にソイ7の入り口があります。ちょうど、オンヌット通りが右に急激に曲がる地点です。オンヌット駅からソンテウで行く場合は、ビッグCの前からシーコンスクエアに行った際に乗った4番に乗って途中で降りましょう。距離がそれほどでもないので、他の番号でも行けそうな気はします。
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ワット・マハーブットのみどころ
ナークさんが祀られているところ
ワット・マハーブットの一番奥に、ナークさんを祀っている建物があります。20バーツでお花、ろうそく、線香、金箔を購入することができますので、金箔はこの写真の銅像に貼り付けます。ナークさんを参拝すると恋愛運が向上するとされています。
参拝方法はろうそくに火をともして、ろうそく立てへ。そのろうそくの火で線香にも火をつけて両手に挟んでお祈りをしてから線香立てにさすそうです。
参考:メー・ナークという女性の霊が祀られているオンヌットエリアの寺院。宝くじの当選番号がわかるという神木もあります。
ナークさんが祀られているところのすぐ近くにおみくじがあります。番号の書かれたピンポン玉を引いて、戻すを3回繰り返して、おみくじの番号を決めます。
参考:タイのバンコクにある映画で有名なお寺ワット・マハーブット(Wat Mahabut,วัดมหาบุศย์)
宝くじの当選番号が浮き出る御神木
ナークさんが祀られているところの隣に撫でると宝くじの当たり番号がひらめく御神木があります(写真2枚目)。タイの宝くじマニアの間では有名な木だそうです。
参考:タイ人に超有名な怪談「メー・ナーク」のお寺ワット・マハーブット!(http://suicaguesthouse.com/wat-mahabut)
美容と占い
敷地内には、東南アジア、特にバンコクのチャイナタウンでよく見かけた糸脱毛の広告がありました。そして、すこし奥に入ると占い師が数多く出店している占いエリアもあります。参拝に来る人は恋愛に関して悩みを抱えているのであり、そのニーズにうまいこと乗っかった、実に効率的な商売ではありますね。
タンブン(功徳を積む)する
プラカノン運河のほとりには、タンブンするための小動物が販売されています。タンブンとは生き物を放流することにより来世でより良い生活がおくれるというシロモノです。日本語のメニューがあるはずなのですが、なぜかタイ語のメニューを渡されました。多分観光客に慣れていないのだと思います。
購入した生き物は、すぐに運河へ放流します。生き物の種類によって値段が異なります。
タンブンした生き物にさらに餌を与える連鎖タンブンも健在。カップルが楽し気に餌をやっていました。
タイの寺院特有のもの
その他、タイの人にしか扱い方がわからないようなものや、地獄寺にいそうなスーツを着た骸骨棺桶など、みどころは満載です。
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ほのぼのとした路地裏
ソイ7の入り口から寺院に向かうまでの路地も両サイドにお土産物屋や参拝グッズ屋さんがあったり、大規模観光客用に用意した未だ閑古鳥が鳴いているフードコートがあったりと、強引な客引きがないローカルな感じが出ているお店がほのぼのとして良い感じでした。
カフェで一服
敷地内にはカフェもありますので、歩き疲れたらここで一休みしましょう。
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