警備の関係で通勤困難者、帰宅難民者を数多くだした今回のAPEC。
山場の19日を終え、騒ぎも終焉に向かおうとしているところだ。ただ、いまいちAPECの全体像が見えない。何を議論しているのか、誰が参加しているのか。ここで一度、勉強もかねてまとめサイト的なものをつくってみた。
今回のAPECの日程
今回のマニラでの閣僚会議、首脳会談がとりだたされているが、実は今年の初めからすでにフィリピン全土で着々と会合は行われていたのだ。
ちなみに今回の渋滞騒動の日程は下記のとおり。19日でとりあえず終了。
- 最終高級実務者会合(CSOM):2015年11月13日・14日
- 閣僚会議(AMM):2015年11月16日・17日
- 首脳会議(AELM):2015年11月18日・19日
今回のAPECの議題
やはりメインはFTAAPだろう。ちなみに5番のテロ関連は急遽決まったらしい。尖閣問題などの領土問題はちょうど良い機会だったが、触れられなかった。
1.地域経済統合の強化
FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)実現に向けた取組
多角的貿易体制の支持
グローバル・バリュー・チェーンの発展・協力
貿易円滑化、サービス貿易促進
経済及び構造改革
2.中小企業の地域・グローバル市場への参画強化
資金、技術及び市場へのアクセス促進 等
3.人材開発への投資
産業ニーズへの対応、越境教育、科学技術教育 等
4.持続可能かつ強靱な地域社会の構築
防災(インフラ、ビジネス継続性 等)
食料安保、環境・気候変動、エネルギー 等
5.企業の生産網を災害やテロから守る方法について
今回のAPEC首脳会議の代表者たち
はっきり言って、日本語の情報が少なすぎ。日本のメディアよやる気あるのかと言いたくなる。どれだけ日本が好きやねんって感じ。急ぎで調べたので間違っているかもしれないが、随時修正、追加していく予定。
- 中国:習近平国家主席
- チャイニーズ・タイペイ:蕭(しょう)萬長(まんちょう)元副総統
- 香港
- 韓国:朴槿恵大統領
- タイ
- フィリピン:アキノ大統領
- マレーシア
- シンガポール
- ブルネイ
- インドネシア
- パプア・ニューギニア
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ:ジャスティン・トルドー首相
- 米国:オバマ大統領
- メキシコ
- チリ
- 日本
今回は舞台がフィリピンだったので、注目したが、何気にAPECは毎年どこかの国で行われている。昨今のTPPなどの貿易協定にも深く関わり、今後海外に目を向けなければいけない日本人にとっても大事な会議である。今後もその動向に注目していきたい。
参照:
- 外務省APECHP:http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/
- 中小企業庁APECHP:http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kokusai/index.html
- APEC公式HP(英語):http://apec.org/
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