LRT2(Santolan 駅(マリキーナ)からRecto駅(マニラ市) まで)の駅で何気にあたりを見回すと衝撃的な光景を目の当たりにした。
LRT駅構内の様子
写真では少々分かりづらいかもしれないが、人々が券売機で切符を買っているのだ。
今までは、すぐ壊れる典型的なフィリピンクオリティの券売機だったので、
すぐ故障。
逆に時間がかかるというので、しまいにはみんな窓口でチケットを買うようになっていた。もちろん手作業なのでそうスムーズには切符を買わない人もいる。いざ自分の番になって、財布を取り出しお金を出す非効率さ。フィリピンの鉄板光景だ。
フィリピンだからしかたないとたかをくくっていたところからの今日の光景。駅もなんだか綺麗になり、タイのメトロと思わせるくらいのきらびやかさがある。チケットもシンプルデザインになり、改札に入る際はかざすだけ、改札から出る際は専用の挿入口に入れる方式だ。
まさか、こんなに早く券売機が改善されるとは思ってもおらず、目の黒いうちにみることができ、とても感動しているところである。おそらく大統領選が近いのでそれの影響もあるのだろう。
券売機の表示も香港のようにカントン語と英語のごちゃまぜじゃなく英語オンリー。英語の読めない貧困層はお断り観光客に優しい作りだ。さらには車内アナウンスもタガログ語と英語で放送されている。まるで異次元に来たようであった。機会があればぜひ一度、LRT2に乗ってみて欲しい。
余談だがこのニュースも前回の記事(速報!ケソンシティに日本橋亭が進出。ティーモッグ(Timog)日本料理界再編か!?ただ、ちょっと様子が変だ。)と同様、日系のニュースサイトやブログには一切でてこない。本記事をかわきりに是非とも拡散していただきたいものだ。
MRT自動改札導入後の様子
その後実は、LRTだけでなくMRTにもプリペイド非接触式の乗車券が導入されていたということが判明した。
ほぼすべてのMRT-3の駅に導入済み。
ここはBGCへと続くガダルーペ駅。
GMAカムニン駅にも導入済み。
しかし、これで喜んではならない。フィリピン人は物事を短絡的に考えがちなのだ。さっそく2台の券売機がクローズされていた。恐らくはお金の補充がめんどくさいか、券売機に仕事をとられるのを恐れるパートタイム駅員にストップをかけられたのだろう。
また、得体の知れ無い巨大な機械をまだ恐れる人も多く、各駅の券売機の前には説明方法を案内する案内嬢が配備されていた。その方がプライドの高いフィリピン人には都合が良いからである。
これで慢性的な渋滞に悩ませられているメトロマニラの居住者のストレスが無くなれば良いが、以前のように券売機がただのオブジェにならんことを祈る。
タガログ語なので何を言っているかわからないが、「このカードで日々のイライラを捨て去ろう」という感じで書いているのだろう。実はこれ、beepカードと言って日本でいうスイカやパスモのようなチャージ式のプリペイドカードである。
beepカードのチャージ方法
beepカードのチャージ方法は下記の通り。他にもあるかも知れないが、私の知る限りである。
- ファミリーマートのレジ横に備え付けの端末にカードをセットしチャージしてもらう
- 駅の窓口でチャージしてもらう
- 駅の自動販売機でチャージする
beepカードを自動販売機でチャージする方法
まず写真左側のカード置きにbeepカードを置く。
するとカード残高が自動で表示される。
写真右の挿入口にお札を投入。
画面右上に投入した金額が表示されるので、Add Valueボタンをタッチする。
すると投入した金額がチャージされる。意外と簡単、スムーズだった。
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