フィリピン海外就職

フィリピン留学からの現地企業就職に必要なSWP、AEPとは【労働ビザ関連】

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今日、勤務予定の会社からSWP(Special Work Permit)が取れたという知らせが来た。実は、このビザ関連がなかなか解決せず、勤務開始日がなかなか決定せずにいたのである。

 

フィリピン留学ビザトラブル

以前セブの日本人が60人ほどNBIに逮捕された。摘発されたJapan Intertrade Callcenter Corporationという会社はNILSの経営者が運営する会社なので、いくらかフィリピン留学関係者がいたのは間違い無いだろう。

原因としては、Alien Employment Permit(AEP)を取得しておらず、Special Work Permit(SWP)だけで就労していたということだ。流れとしてはAEPをまず取得し、その後SWP、就労ビザが正解。

衝撃!どうやら観光地セブには日本で悪いことをした輩がたくさん来て、ビジネスを行い、無知の日本人を喰い物にしているらしい。
Japan Intertrade Callcenter Corporation(JICC)で働く日本人60人が不法就労の疑いで、NBIに逮捕されたことは記憶に新しい。 → →Call center raided 産経新聞の記事は削...

 

Special Work Permit(SWP)とは

SWPとは特別就労許可のことでフィリピン移民局から発行される。6ヶ月を超えない範囲でフィリピンで働く場合に必要で、3ヶ月間の有効期間があり、1回だけ延長が可能である。これはあくまで許可であり、ビザではないので、ビザ自体は観光ビザを延長しなければならない。

労働ビザ取得までは、かなり時間がかかるので、観光ビザ+SWPでまずは勤務を開始し、同時に労働ビザを申請するという流れだ。フィリピン留学語学学校のインターンなども6ヶ月間はこのSWPをとれば就労が可能。

 

Alien Employment Permit(AEP)とは

AEPとは6ヶ月以上、フィリピンで勤務する場合に必要な許可で、フィリピン労働省から発行される。

 

就労ビザ取得までの流れ

フィリピンでの就労に関わるビザは、思っているほど多岐に渡る。日系企業では、9gビザや47(A)2ビザを取得する場合が多くなるだろう。取得の流れとしては、下記の通り。ただ、就労ビザ取得までは2〜3ヶ月を要するので、AEP取得後はSWPをまずは取得、就労を開始しながら就労ビザ取得の手続きをする場合がほとんどである。

AEP(外国人雇用許可証)

就労ビザの取得

ACR I-card(外国人登録証)

 

就労ビザ一覧

9a(一時入国ビザ)

ビジネス、観光、医療に関する就労の場合に発給される。初回は59日までの滞在が許可され、1年までの延長が可能。

 

9d(通商航海条約などに基づく貿易取引業者・投資家ビザ)

通商条約に基づいて発給されるビザ。日本、アメリカ、ドイツ国籍の者に限られる。

 

9e(外交官・政府機関職員ビザ)

外交官や政府職員、その家族、随行者、使用人、従業員に発行される。

 

9g(雇用ビザ)

フィリピン人では代替することのできない業務を遂行する外国人、配偶者及び21歳未満の未婚の子供に発給される。

 

47(a)2(経済区庁ビザ)

PEZAビザ。売り上げの7割を輸出とすることを条件としたPEZA認定企業で就労する場合のビザ。

 

SRIV(特別投資家用居住ビザ)

75,000ドル以上の株式、不動産投資を行う外国人に付与されるビザ

 

SRRV(特別居住退職者ビザ)

フィリピン退職者庁(PRA)が発給するビザ。35〜49歳は50,00ドル、50歳以上は20,000ドルの定期預金が必要。AEPを取得することで就労が可能。

 

SVEG(雇用創出目的特別ビザ)

10人以上のフィリピン人を雇用する者に発給されるビザ

 

私的ビザトラブル

以前の会社

実は以前働いていた企業では、申請書類の関係でなかなか就労ビザがもらえず、6ヶ月以上経ってもSWPで働いていた覚えがある。その時は労働契約書の就労開始日付を改ざんしたりして、私としては、適法に働ければと思っていたのだが、今思うと危ない橋を渡っていたのだと思う。

何で申請が止まっていたのかというと、Birth Certificate(出生証明書)。人事からはビザ申請で必要なので英語の出生証明書を出せと、何度か言われていたが、こっちも激務に追われなかなか大使館に翻訳証明をもらいにいく時間もなく(日本の戸籍謄本は持っていた)、ビザ申請を担当している顧問弁護士に聞くと「TINがあれば大丈夫」とOKをもらっていたが、人事がなかなか動いてくれず、結局はビザはとれなかった。

フィリピン人の性格上、書類を出さないこっちが悪いと思っていると思うのだが、こっちからすれば不要な書類の取得で翻訳代や1日仕事(下手したら2日潰れる)の日当の保証はどうなるのかという考えが強かった。人事と揉めても、いいことは一つも無いので、日本にいた時の様に「どうなっとるんじゃー」みたいな交渉の仕方は一切しなかったのは言うまでも無い。

 

今回の会社

下手したら、今回の会社で「なんで1年も働いているのに就労ビザとってないの」という理由で、最悪雇用契約解除という可能性もフィリピンなのでアリと思っていたが、SWPがとれれば、とりあえずは大丈夫だろうと。

ただ、一度、内定をもみ消された経験もあるので、まだまだ安心してはいけない。出勤日前日になってやっぱやめたと言われる可能性も無きにしも非ず。

 

 

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亜細亜お散歩まいすたぁ

コメント

  1. 南方 より:

    就労ビザの取得はいろいろ大変なのですね。勉強になりました。ありがとうございます。

    • ティケイジェイ高木耕壱 より:

      コメントありがとうございます。ビザ費用も会社で出してくれることがほとんどなので、なんのスキルの無い日本人を日本語が話せるというだけで雇ってもらえるのに感謝です。その他何かありましたら、いつでもご連絡いただければと思います。何卒よろしくお願いいたします。

  2. […] フィリピン留学からの現地企業就職に必要なSWP、AEPとは【労働ビザ関連】 […]

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