フィリピンのインターネット事情は他の東南アジアの国々がそうであるように脆弱だ。日本がすぐれているということもあるが、カフェにある公共のWIFI一つとっても半分以上は繋がらないものが多い。WIFIの設定を知らない人間が多いということも理由の一つだし、フィリピンは島国なので、ネットインフラを安定して維持することが難しいとも言われている。
ただ、生活するだけであれば「あー、繋がらないや。寝よ。」で済むことだが、フィリピンに英語留学に来ている人たちにとっては死活問題だ。YoutubeでTEDを観ようとしても繋がらない、ちょっとマニアックな単語の意味を調べようとしても繋がらない、スカイプで日本の家族と話そうとしても繋がらない。ストレスはたまる一方だ。
そこで多くの人たちが考えるのが、「学校やカフェのネットが使えないなら、自分たちでポケットWIFIを使おう」ということだ。確かに日本にあるポケットWIFIは持ち運びも便利だし、速度もまあまあ、安定して繋がる。しかし、ここフィリピンに関しては既出のWIFI同様、速度も遅く、不安定だ。
参考:
http://www.excitecebu.com/2015/10/smart-pocket-wifi/
そして追い討ちをかけるように、大人気であったSMART社のモバイルルーターシリーズのインターネット使用量無制限使い放題プラン「UNLISURF」が下記のように無くなってしまったのである。現状、ネット使い放題プランがあるのはポストペイド式のプランだけになってしまい、プリペイド式は使用量制限があるものだけになってしまった。使用量を気にしながらインターネット。なんて味気ないのであろう。
参考:http://pare-ko.com/smartbro-lte-load
ちなみにSmart BroのUnliSURFのラインナップは下記の通り柔軟に選べた。
UnliSURF 50(1日)
UnliSURF 85(2日)
UnliSURF 200(5日)
UnliSURF 250(7日)
UnliSURF 500(15日)
UnliSURF 995(30日)
もちろんスマート社のウェブサイトにもSmart Bro UnliSURFの文字は無い。
だが、実はこのUnliSURFサービスを現時点で使う裏技がある。それは店頭で申し込むという方法である。
店頭というとたいそうなことをイメージするが、申し込める場所であれば近所のサリサリでもSMのショップでも何でも良い。ただ、提携しているショップが少なく、そのショップの存在を知らない人が多いので、一つ一つ手当たり次第に聞いて回るしかない。SMなどの大手デパートにはそう言ったショップは少ない印象だが、ローカルなモールやちょっと賑わった商店街のモバイルショップにはある印象だ。
家や宿泊場所にネットがあり、外出先でちょっとしたメールチェックをする分には利用時間無制限のUnliSURFは必要く、現行の使用量制限ありのプロモで問題無いと思うが、メインで使うという人にとってはありがたいサービスである。
ただ、ショップによっては2days85ペソしかなかったりするので注意して欲しい。また、SMART社もこの店頭サービスも縮小する意向のようだ。
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