みなさんこんにちは。前回までヘビーなフィリピン留学記事が続きましたが、今日はマニラ観光記事。前回フィリピン国立博物館について記事にしましたが、それの続きと合わせて、行き方と帰り方を紹介します。
3階(上院階)
旧上院セッションホール
このホールはもともと、1920年代初頭のアメリカ植民地時代の図書館として設計されました。建築家のフアン・アレラノは、建物を議会の議席に変えるために、ラルフ・ハリントン・ドーンの計画を修正したのです。その後、上院は、(米国からの)フィリピン独立運動のリーダーであるマヌエル・L・ケソンが率いました。
ホールの装飾やその他の装飾は、当時有名だったフィリピンの彫刻家、イサベロ・タンピンコ(フアン・ルナとホセ・リサールと同時代を生きた人物)と彼の息子アンヘルとヴィダルの作品でした。
タンピンコは、古典彫刻の深い知識と、新古典主義様式の伝統的な西洋の要素とモチーフの多くをフィリピン化するという彼の芸術的センスを余すことなく発揮しました。
ホール上部のエンタブラチュア(entablature)に彫られている像は、古代聖書時代から20世紀に至るまでの下記のような歴史の偉大な立法者と道徳家たちです。4つの壁すべてがカルトゥーシュ(cartouches)を囲んでいるのは、進化、芸術と文化、産業、貿易、農業、教育などを表す寓意的(allegorical)なグループ分けです。
- 東壁(正面):カランティオー、アポリナリオ・マビニ
- 西壁(後方):教皇レオ13世、ウッドロー・ウィルソン
- 北壁(向かって右):モーゼ、ハンムラビ、ラメセス・ザ・グレート、リーシ、アウグストゥス、ウィリアム・ブラックストーン
- 南壁(向かって左):ソロン、アベロエス、ユスティニアヌス、マヌ、シャルルマーニュ、ヒューゴ・グロティウス
ノースウィングギャラリー
ギャラリー20
ギャラリー20には、政府サービス保険システム(GSIS)のコレクションと考えられているものが保管されています。フアン・ルナ・イ・ノビシオ(1857-1899)によって描かれた「インテリアダンカフェ(パリジャンライフ)」は、1904年にセントルイス万国博覧会で展示され、2002年に香港のクリスティーズでGSISに売却されました。ルナは、フィリピンのプロパガンダ運動に参加するために母国に戻る前に、パリで絵を完成させていたのです。
ギャラリーには、フィリピンの最初の国民的芸術家、フェルナンド C.アモルソロ(1892-1972)によって描かれた作品も展示されています。彼は、光と色調の明確な応用で田園風景と民俗シーンを撮影することで有名でした。
ギャラリー21&24
ギャラリー21と24。
ギャラリー23
ギャラリー23は、現代画家ビセンテ・S・マナンサラ(1910-1981)の作品や国際的芸術家(1981)の作品が飾られています。政府サービス保険システム(GSIS)と国立博物館のコレクションの一部も含まれており、マナンサラ家コレクションのアーティスト記念品も展示されています。
南館ギャラリー
ギャラリー14
ギャラリー14では、1920年代から1970年代までの現代フィリピンの芸術を紹介しています。当時、この国のモダニズムは、ビクトリオ C.エダデス(1895-1985)が先頭に立っており、彼はアメリカでの研究とスタイルへの露出に深く影響を受けていました。
このギャラリーで取り上げられている美術作品は下記の国立芸術家たちが取り上げられています。
- ビクトリオ C.エダデス
- ジャーマン・イカランガル
- ネスト・ルレイネス
- ディオスダド・ロレンツォ
- アニタ・マグサイサイ-ホー
- ガロ・オカンポ
- リカルテ・プルガナン
- マヌエル・ロドリゲス
- ネナサギール軍曹
- ジュベナール・サンソ
- ロメオ・タブエナ
また、下記の国際的彫刻家も同様にフューチャーされています。
- ナポレオン V.アブエバ
- ホセ・アルカンタラ
- フェデリコ・エストラーダ
ギャラリー18&19
ギャラリー18、19。
ギャラリー27&28
ギャラリー27と28には、昔の懐かしいトランプのようなものと、戦時中に隊列させられている人々の絵が飾ってありました。
ギャラリー29
そして、ギャラリー29。何やら高価そうな宝飾品が展示されてあります。
フィリピン国立博物館への行き方
フィリピン国立博物館の立地は三角州の中にあるので、Grabで行ったほうが良いかもしれません。バスやFXで行くと渋滞に巻き込まれたり、途中で歩かなければいけなくなります。
あと、地図をよく見ると、過去に行ったことのあるマニラホテルやアダムソン大学が見えます。このあたりはやはり、色々と見て回るスポットが多いですね。
博物館の目の前の道路は大渋滞。その向こうに、有名な銅像があるのですが、名前は忘れました。博物館の入り口は狭いので、一人ひとり入場です。まれに入場規制らしきものがあって、列が一向に進まない場合がありますので、割り込まれないように注意しましょう。フィリピン人は前の人の後ろに並ばずに、すぐに横に並ぼうとします。
セキュリティゲートを抜けるとマニュエル・ロハス氏が迎え入れてくれます。そこを右に曲がると受付があって、荷物等を預け、中に入ります。ちなみにショルダーバッグはそのままで入ることができました。
フィリピン国立博物館からの帰り方
フィリピン国立博物館からの帰りは、かなり難しいです。Grabを呼べば一発なのですが、この日は公共交通機関を使って帰ることにしました。
タフトアベニューにでればなんとかなるかと思いましたが、上記地図のとおり、かなり複雑に入り組んでいるので、すぐにひょいとジープニーやバスを捕まえることができません。
南方面は博物館沿いに南に行けば、バスやFXが捕まえられそうでしたが、北側に行くには、道路を渡らなければなりません。しかしながら交通量が多いので、タイミングを計るのが難しかったです。ですが、無事シティホールの前からバスを捕まえて帰宅できました。
コメント
[…] フィリピン国立博物館その他ギャラリーと行き方と帰り方 […]
[…] フィリピン国立博物館の行き方と帰り方 […]