セブ留学はリゾート留学、マニラ留学はシティ留学。セブにフィリピン留学に行くと、昼間はマンツーマンレッスンを受け、夜は波打ち際のビーチチェアでサンミゲルを飲む。そんなことはない。マニラでもリゾート観光に行けるんです。
ビーチに行かないと覚悟を決めて、マニラ留学したものの、日々のマンツーマンレッスンに疲れ、一休みしたい人のために、この記事ではマニラ近郊のビーチリゾートであるスービックの行き方を書いた。ネットで検索しても、スービックまで車で3時間半とか、直行便が無いとか、古い情報しか無いので、現在フィリピン留学中の留学生に是非見てもらいたい。
フィリピン留学で英語の勉強に疲れた留学生は、是非とも参考にしていただき、スービック観光でリフレッシュの後、再びフィリピン留学にもどって、マンツーマンレッスンに勤しんでいただきたく存ずる。
スービックの定義
スービック、スービックと言っているが、けっこうその定義はあいまいで前回紹介したオロンガポをスービックに含める場合や、スービックのビーチしか含めない場合、スービックの経済特区を含める場合等、人や場面によってスービックの定義は曖昧である。
そこで今一度、スービックというエリアはどこなのかを定義したい。
実際にグーグルマップで検索するとスービックは地図の赤いエリア。結構いびつな形をしているのがわかるだろう。そして、そのエリアの中にはオロンガポもスービック経済特区も含まれていなかった。
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スービックでフィリピン留学
ちなみにこの記事を読んでスービックへ行き、スービックが大好きになり、同時にフィリピン留学もスービックでしたいなと思った稀有な人のために、スービックにある英語学校を下記に列挙した。
ファーストEDTラーニングセンター
日本人5%以下のフィリピン留学語学学校(地図)。日本人が少なく、オーナーがフィリピン人の学校に誰が行くのかと少々疑問だが、場所が場所だけに韓国人が多いと推測される。英語教師は、スービックという場所柄、学校案内のとおりネイティブが多い。
「場所が場所だけに」と言及したが、実はこの立地、ゴーゴーバーが数多く立ち並ぶバリオバレットという風俗エリアに程近い。クラークにあるクラークフィリピン留学院もそうだが、表向きは、フィリピン留学マンツーマンレッスン、夜の顔はフィリピン夜間留学マンツーマンレッスンがウリの学校だ。ネイティブ英語教師は現役を引退した年配の教師が多く、学校がかなりのパワーで教師管理に力を入れていないと、彼らをコントロールすることは難しい。授業カリキュラムを教師に一任しているなどとはもってのほかだ。
- クラークフィリピン留学院(クラーク)
- ゲス留学生
- ファーストEDTラーニングセンター(http://www.phil-joho.com/school/subic/6868/)
アイイエス
日本資本のフィリピン留学語学学校。校舎はスービックベイフリーポートゾーン内、スービック国際ホテルコンプレックス内にある。ウリとして、現地企業でのインターンシッププログラムが用意されている。
その他スービックに近いフィリピン留学語学学校
また、スービックからけっこう近いクラークやターラックでのフィリピン留学も以前に特集を組んだので時間があるときにご確認いただきたい。
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【スービック観光】気になるあの場所はどこ?
スービック海軍基地
スービックの海軍基地があった場所はオロンガポの真南。GeoHack – スービック海軍基地にあるとおり、スービック湾フリーポート、スービック湾ゲートウェイパークがその名残である。
スービック海軍基地はもともとはスペインの海軍基地であり、1898年の米西戦争でアメリカに管理権が移った後、アジア最大のアメリカ海軍基地として使用された。
また、第二次世界大戦では1942年に一度日本に占領されたが、1945年の戦争終結とともにアメリカに返還された。ちなみに海軍と空軍がごちゃ混ぜになっている人がいるが、海軍はスービック、空軍はクラーク空軍基地である。
ピナツボ山
噴火したしないで、良く耳にするピナツボ山。1991年に20世紀最大の噴火を起こした山。
先住民のアエタ族が住んでいるというので、どれだけ山奥かと思ったが、グーグル地図を見ると案外、オロンガポとアンへレス、ターラックに近くてビックリ。
ただ、道路のようなものが地図上では見当たらないので、やはりかなりの険しい山林であるに違いない。
マニラでフィリピン留学中にバギオの先住民に会いに行く留学生も多いが、近場にも、文明に汚染されていない、手付かずの自然が残っていることは頭にいれておきたい。
ツアーもいろいろと用意されている。
スービック経済特区
社会人であれば何かと気になっているスービック経済特区。過去記事「フィリピン留学後に現地で就職したい人向けのお仕事環境や求人媒体」の日系企業が進出しているフィリピンの工業団地、地域3にちょうどスービックテクノパークとスービックシップヤードスペシャルエコノミックゾーンファームスがお分かりになるだろう。
そのスービックテクノパークがある場所がこのスービック経済特区だ。
代表的な日系企業は、日本電産、、、いろいろ調べてみると、テクノパークとスービック経済特区を管理するSBMAでもめているような記事を発見した(今スービックの経済特区はもめています。(https://ameblo.jp/joyful-ken/entry-11549574236.html))。2013年の記事なので、今はどうなっているか定かではない。
ただ、裁判沙汰にもなっているので、この評判を聞いた日系企業はきっと二の足を踏むだろうなと予想される。
フィリピン留学中におすすめ!スービック観光地
上記地図がスービックおすすめ観光地図だ。いろいろとビーチや観光地を紹介したかったが、時間の都合上、主要2つの地図を紹介するにとどまることをお許し願いたい。
オーシャンアドベンチャー
入場料、大人:788ペソ、子供・シニア:628ペソ。見ものはイルカやオットセイのショー。ネットで検索してもバスやジープニーを使っての行き方は載っていない。それもそのはず、オロンガポからこの近辺への公共交通機関は無く、あるとすればタクシーのみだからである。このオーシャンアドベンチャーへ行く際は、隣のカマヤンビーチもだいたいセットになっているので、覚悟してのぞんで欲しい。
カマヤン・ビーチ
入場料大人:300ペソ、子供:250ペソ。オロンガポからは公共交通機関が無いので必然的にタクシーでくる事になる。 昔は無料のビーチだったが、ホテルが建ってからは、有料になった。スービックには他にもビーチがたくさんあるがだいたい無料。場所柄、オーシャンアドベンチャーの隣なので、有料でも人々が来やすいというメリットがある。
ズービックサファリ
入場料大人:695ペソ、子供:595ペソ。営業時間は午前8時から午後4時までと閉園時間が早いので注意したい。
【スービックへの行き方】
クバオのバスターミナルからバスに乗る
スービックへバスで行くには、パサイからとクバオからの2パターンあるが、今回はクバオから行く。バス乗り場はエドサ沿いの各バス会社の乗り場が集中しているところだ。
意外に小奇麗なチケット売り場。この日はまだすいていたが、時間を読み間違えると、順番なんて全く無いカオス常態の中で、フィリピン人とテトリス合戦が始まるので注意が必要だ。この日は午後2時頃だった。
スービックのオロンガポには深夜1時から30分~2時間おきに午後11:30分までバスが出ている。便によって、ダウ経由、ルバオ/サンフェルナンド経由、SCTEX経由があるが、経由地によってだいぶ所要時間に違いが出てくるので注意したい。
この日は一番左のバスに乗車。
この日は空いていたので、午後の西日をさけるため右側の座席に座っていたところ、乗車チケットを見ながらナンバー、ナンバーと叫んでいるフィリピン人が隣に座った。そうか、ひょっとして座席していなのかと、あたりを見回したところ、棚の目立たないところに、座席番号らしい表示があった。おそらくは形式上の座席番号かと思ったが、ここは指定どおりに左側の座席へ移動。
席に座ったときは午後2時20分ごろだったので、次の便は3時。30分もまたないといけないのかと絶望感に浸っていたが、なぜか2時40分頃に出発。月に1回か2回あるかないかのフィリピンでのラッキーチャンス!浮き浮きしながら、乗車券を車掌に渡し、意味のないチェックしましたの印である、チョイ破りをやってもらった。
チケット売り場では上記のチケットともう一枚、合計3枚のチケットをもうらうが、そのうちの一枚はバス乗車中に車掌に奪い取られるかたちとなる。
SMノース付近で飛び込みの乗客を乗せ、エヌレックスを使い、ケソンシティを後にした。
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スービックのオロンガポに到着
オロンガポに到着したのは午後4時半頃。実は、この日はバスでスービックに行くなんて考えてもなく、たまたまアゴダで、オロンガポのホテルを検索していたら、誤って予約したのでしかたがなしに旅に出発したという苦い経緯がある。
なので、バスがどこ経由でどこまで行くのか全く調べておらず、どこで下車したら良いかも検討がつかなかった。とりあえずグーグルマップをみながら、うっかり予約したホテルの近くにバスが来たので、運を天にまかせて下車した。
旅行では早めに決断しないと、とんでもない所へ連れて行かれ、目的地より手前で降りるよりもめんどくさくなる場合が多い。手前で降りて距離があるなら、次の便を待てば良いだけの話しなのだ。
降りたところはハーバー・ポイントというショッピングモール。意外にもきれいで規模も大きい。しかし中のテナントにこれといってウリはなかったので、写真すらとらずにホテルへ向かった。
ハーバーポイントから宿泊先へ
ハーバーポイントの駐車場からはSMオロンガポが見える。宿泊先もその近くなので、うっかり予約の割には便利なところに予約されたのかと、不幸中の幸いであることを感謝した。
地図でみると若干距離があるように見えるが、充分徒歩であるける距離。今回はACMEイン・スービックというところをうっかり予約してしまった。
スービック川(!?)に架かる橋からとった写真。田舎の空気のきれいさがみてとるようにわかるだろう。山の稜線もいい味をだしている。
ハーバーポイントから橋までは、ほのぼのとした田舎の風景だったのだが、SMオロンガポまでくると、ザ・フィリピンが頭角を現す。ジープニーとゼロメンテナンスの建物、そしてジョリビー。
こんな田舎でも、ガジェットモールがしっかりと営業している。
ACMEインに到着。自己主張が強くてすぐに見つけることができた。
ACME INN
フロントの前のロビー。喫煙可。
ここで衝撃の事実が2つ発覚。1つは宿泊費は現金払いだったということ。2つ目はデポジット500ペソの支払いが必要だったということだ。これならばあせって出発しなくとも、キャンセルできたのではないかと思ったが、来ちゃったものはしかたがない。本当に現金払いなのかも怪しかったが、念のための写真も撮ったのでなるようになる。
部屋はフィリピンにしてはきれいだが、ところどころ難がある。エアコンありなのでよしとしよう。
温水器あり。温水あり。
必要最小限のバストイレ。
そのタオルをかけているところは、客の洋服が本来かかるところであろう。
デスクの近くに電源があるので、充電はしやすい。
想像以上に部屋数は多かった。
オロンガポからの帰路
スービックのビーチ情報はまた次回に持ち越すとして、スービックからマニラへ帰る方法を紹介する。宿泊先のACME INNからビクトリーライナーのターミナルまでは、黄色いジープニーに乗る。オロンガポ市内は黄色、青、赤と3種類のジープニーが走っていて、方向がわかりやすい。
路の向こうに山がある。オロンガポは山に囲まれたエリアなのだ。
また、山の写真で恐縮だが、マニラにいると山が恋しくなる。
もと米軍基地に由来するオブジェ。
宿泊先からヴィクトリーライナーのバス停までは、黄色いジープで行っても良いが、歩いてもいける距離だ。
チケット売り場でチケットを買う。
パサイ行きでもクバオにとまるらしい。
帰りは209ペソのおしぼりつき。
行きは超特急で、休憩などなかったが、帰りは鈍行で、ところどころで人を乗せたり降ろしたり、途中休憩もあり。8時に乗ったところクバオについたのは11時半。経由地によって所要時間がかわるのである。
まとめ
行きはダウ経由だったので、距離的には遠いのだが、ノンストップだったので2時間で到着。早く行きたい場合は、ルバオ、サンフェルナンド経由ではなく、絶対ダウ経由に乗りたいところだ。
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