SNS、求人広告で予兆あり。首都圏マニラで拘束された邦人振込詐欺グループ36名。

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フィリピンの首都マニラで、日本に振り込め詐欺の電話をかけたと思われる日本のグループが、地元の入国管理局によって拘束されました。メンバーのうち4人は日本帰国と同時に詐欺の疑いですでに逮捕されていて、警視庁は、今回拘束されたメンバーについても、日本にオレオレ詐欺的な電話をかけた疑いがあるとみて、捜査する方針です。

 

逮捕・拘束の概要

フィリピン移民局は13日午後、メンバーらがいたホテルに踏み込み、拘束したとしていますが、拘束の理由については明らかにしていません。

 

先に日本で詐欺の疑いで逮捕されたメンバーから、マニラにある拠点を聞き出していたため、警視庁が現地の入国管理局に情報提供を行ったとのことです。

 

今回、拘束された特殊詐欺メンバーはマニラの別のビルの1室など、拠点を転々としながら振り込め詐欺の電話を日本にかけていたとみられ、警視庁は、詐欺の疑いで捜査を進めることにしています。被害総額は20億円にのぼるとのこと。

 

報道陣の呼びかけには応じず

出典:Yahoo!ニュース

フィリピン移民局に拘束されたメンバーらは、身元確認や証明用の写真を撮影するため、イミグレーションのメインオフィスに移送されました。

 

メインオフィスのロビーに待機していたメンバーらは、終始顔を隠したり、うつむいたままで、報道陣の問いかけにはこたえようとはしませんでした。

 

身元確認や写真撮影が終わると、イミグレーションの収容施設にバスで移送されました。

 

マカティにある振り込め詐欺拠点

今回拘束された日本人メンバー36名が拠点としていたビルは、メトロマニラ(マニラ首都圏)の中心地マカティ市にある7階建てのビル。

 

建物の入り口と窓は閉じられており、中身を見ることができませんが、近くに住んでいる人々によると、建物は当初ホテルとして運営されていたとのことです。

 

しかし、8月頃に突然閉鎖され、その後多くの日本人が出入りしていたとのことです。

 

近所に住んでいた24歳の女性は、「朝から正午まで、入国管理局の職員が書類を見せて建物に入った。ビルの内外には多くの日本人が出入りしていて、しかしながら、入り口は常に施錠されていて、専用のIDカードを持っている人だけが入ることができました」と話しました。

 

拘束されたホテル

1枚目がメンバーらが拘束されたホテルとして日テレニュース24のサイトにあがっていた動画のスクショ。2枚目がグーグルストリートビューのスクショ。3枚目が、その位置にあるホテルの地図です。マカティ中心地よりはだいぶ離れていましたね。

この通りを西に行くとマニラ留学の「ウェクセル」や閉鎖予定の老舗モール「ハリソンプラザ」、「バラグタスコンドミニアム」があり、東に行くと「タンタン麺ハウス」があります。

出典:日本人詐欺グループ、短期間でアジト転々

※読者さん情報によるとこの担々麺ハウスとデラロサにある担々麺ハウスは閉店したようです。

 

事件の予兆は既にあった

ツイッターでは、事件の前兆をほのめかすつぶやきも、ありました。

 

こちらは問題の求人広告。一見普通の求人広告のように見え、給与もコールセンターにしては悪くないです。しかも歩合がつくので、人気があったに違いありません。現在広告は停止されています。

 

こちらは求人広告の会社概要。手取りで最低10万ペソと、募集内容と若干異なりますが、額面では13万~14万ペソは行くのではないでしょうか。そして連絡先のメアドで検索をかけると、意外な事実が発覚します。

 

なんと、現地の人の売買を手助けする某掲示板にそのメアドで「坪井」という人物が、ジョーカーというバイクを売りにだしていました。帰国のために10月25日から11月25日の間に譲渡ということなので、この記事を出した10月25日時点で日本へ帰国するのは決まっていたのかと予想できます。

 

詐欺「トレーニング」に参加した男性

日本にオレオレ詐欺電話を​​かけるため、今回拘束されたグループの「訓練」に参加した男性が実際の状況について次のように話しました。

 

男性はインターネット掲示板で「高額の仕事がある」という書き込みを見て、広告主に連絡しました。すると広告主からマニラにある国際空港に来るよう指示されたといいます。

 

男性が空港に到着すると、車に乗せられ、仕事を説明をされることなく建物の3階に連れて行かれました。初めて、その仕事が「振り込め詐欺のかけこ」であることが明らかになりました。

 

「この仕事は、人をだましてお金を稼ぐ仕事だと言われ、マニュアル、スマートフォン、名前リストが引き渡され、高齢者からお金をどうやって騙し取るかについて講義を受けました。講師役は顔の辺りまで入れ墨をしていた」と男性は言いました。

 

グループはある基地から別の基地に移動したようで、当時の状況は次のとおりでした。「建物の入り口にライフルを持った警備員が4人、10人のチームが4つ、合計40人が不正な電話をかけていました。私は刑事を装って電話をかけ、「キャッシュカードを交換する必要があります」と言って、高齢者が引っかかったら「金融庁の者に代わります」と言うように研修を受けた。最終的には日本にいる「受け子」に連絡し、カードを取りに行かせた」と男性は説明しました。

 

拠点には、ビジネスホテルから他のメンバーと一緒にタクシーで移動し、「朝の8時以降に朝のミーティングがあり、夜の5時頃までそこにいました。報酬は騙した金額の5%でした。毎週現金で支払うことを約束されました」と男性は説明。

 

他のメンバーについては、「中国の大連でもオレオレ詐欺をやっていたメンバー、日本では「うけこ」をしていたが逮捕されそうになり逃げてきたメンバー、高校を卒業したばかりの19歳の若者もいました」と。

 

さらに、幹部の男性は、彼が地元の警察に賄賂を与えているので、逮捕されないともほのめかしていたそうです。

 

この研修を受けた男性は詐欺できないと逃げましたが、「先輩たちは「今日は1,000万円以上騙せた」と酔っぱらって言っていたと。騙されて泣いている人がいると思うと、むなしい気持ちになった。かけこをしている人は早く辞めてほしい」と話していました。

 

 

出典:Is it a group of Japanese wire fraud detained in the Philippines?

参考記事:タイ人狙った振り込め詐欺 マニラで容疑者19人逮捕

コメント

  1. やまだ より:

    この話題で、タンタン麺ハウスを入れてくるところに、マイスターのタンタン麺ハウス愛を感じます

    • 不謹慎かと思いましたが、載せてしまいました。彼らもたまに行っていたんだろうなと想像して。
      ただ、最近、行っていないので今もあるかどうか。。。
      先日マラテでブランチを見かけたのでうれしかったです。今後も頑張ってほしいです。

  2. Ori. より:

    >「バラグタスコンドミニアム」があり、西に行くと「タンタン麺ハウス」があります。
    東の間違いでは?
    メトロポリタンもデラロサも7月には閉店してたと思います。

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