「フィリピン留学」とグーグルで検索すると検索結果で出てくるのはフィリピン留学エージェントのホームページばかり。もちろん彼らは留学斡旋業なのでフィリピン留学したいという人が来ればフィリピンにある語学学校を紹介します。
しかし、問題なのは彼らが顧客の利益ではなく、自社の利益しか考えずに語学学校を紹介していることです。というのは留学エージェントというのは、顧客の要望にあった学校を紹介するのではなく、紹介料の高い学校を紹介する傾向にあるからです。

株式会社なので利益を追求するのは当たり前と言えば当たり前ですが、現地に行った事もなく、詳細を知りもしない、最新の情報がアップデートできていない学校を紹介してしまうと、実際生徒が学校に行って「聞いている話と違う」というふうになるのは、いかに利益を追求するといっても短絡的であるし、何よりたくさんのフィリピン留学生を不幸にしてしまいます。

いかにフィリピン留学が安いと言えども1ヶ月10万~20万する安くない買い物。しかもただ、嗜好を満たすだけではなく、英語習得というある程度の時間をかけて挑む、一度現地に行くと簡単には後に引き返せない、あまり例をみない高い買い物。

このブログでは仕事柄多くのフィリピン留学生を見てきて、思うことやアドバイスしたいこと、その他フィリピンの現地情報に関して、うそ偽り無く、たくさんのフィリピン留学生がハッピーになるような記事を紹介していこうと思います。
フィリピン留学語学学校は高かろう良かろうではない
学校の選び方ですが、その学校が留学予算、留学目的に合致しているかを見極めましょう。
留学予算に関しては、かければかけるほど、良い住環境、良い学習環境が得られるわけではありません。中には留学費用が高くてもダメな学校。留学費用が低くても良い学校があります。
留学目的に関しては、英語力アップと留学を楽しむという2つの観点のどちらにベクトルをおくかを決めましょう。英語力アップが目的だったのに、周囲がそういう雰囲気ではなく勉強できなかった、一緒に遊んでしまった、逆に留学中は遊びたかったのに周囲が真面目で全く面白くなかったというふうにならないよう注意したいですね。
フィリピン留学の目的は大まかに分けて下記の2つ。どちらに重点を置くか予め決めて、学校選びを始めましょう。
- なにわともあれ英語力アップ
- 勉強は二の次、ビーチや観光、友達作り、旅の思い出に注力
フィリピン留学地域・エリア
フィリピン留学の渡航エリアについてはそれほど問題にはなりません。最も気になる治安ですが、セブ=安全、マニラ=危険という図式は当てはまりません。
セブというリゾートのイメージを利用した語学学校およびエージェントのマーケティング戦略で、そういった誤った情報操作が行われているのが現状です。また、そのセブ=ビーチリゾートという図式もマクタン島のイメージであって、多くの語学学校が立ち並ぶセブシティにはビーチはありません。


これらを踏まえると、治安・リゾートという観点ではエリアは選ばす、その他の要素、例えば気候が涼しい(バギオ)、ビジネスエリア(マニラ)、多くの日本人生徒(セブ)で留学エリアは決めるべきでしょう。
- フィリピン最大の避暑地で暑さを忘れ英語学習に集中しよう。バギオ留学厳選語学学校。
- 東京と同じ人口って!?大都市メトロマニラ近郊でのフィリピン留学。おススメ語学学校。
- フィリピン留学の中でも群を抜いたネイティブ英語教師の宝庫。中上級者におススメ。クラーク・ターラックエリア
- フィリピン留学inマニラorクラーク、ターラックでビーチリゾートに行く方法(スービックを知ろう)
格安フィリピン留学について
前述しましたが、留学費用が高いからといって万人うけする語学学校はありません。それであれば留学費用が安くてよい学校が良いではないかという声もありますが、その通りです。料金が安く、自分に合った学校を探せばよいだけの話なのです。
本ブログではそういった安くて良い学校を留学エージェント目線や学校目線ではなく第三者目線で公平かつ平等に紹介しています。
格安フィリピン留学を実現させる方法論
格安フィリピン留学のための宿泊環境概論
- 格安マニラ観光・留学を実現する1泊200ペソ代のホテル「ローカル ホステル」。マカティのブルゴスで泊まるならこれ一択。
- 格安フィリピン留学に最適なゲストハウスをエルミタ・マラテエリアで発見した
- 格安一人部屋のあるセブ留学。日本と変わらないプライベートなフィリピン留学を過ごせるのはココだ。
格安フィリピン留学の費用を考える
- 【エージェントが沈黙】フィリピン留学1ヶ月間の費用が丸わかりの3つのプラン
- フィリピン留学短期1週間8時間マンツーマン授業が108,242円!航空券を含めたすべての費用を詳しく公開
- 格安フィリピン留学を全英語学校(マニラ・セブ等)から一時間あたりの費用で徹底比較。厳選した一番安い9校2017年版【知って得する】
- フィリピン留学最強の格安学校はココだ!【知らなきゃ損】
日本では考えられないフィリピン留学語学学校の法的リスク
日本では考えられないようなことがフィリピンではよく起こります。語学学校がよく潰れるのもそのうちの一つです。
最初はフィリピン留学に生徒として来て、表面上の運営だけを見て「私にもできるんじゃないか」と考える人が少なくありません。私も何十人とそういう人に会ってきましたが、実際に行動に移すのはそのうちの一握り。
そしていざ学校を立ち上げたとしても、経営の素人が運営するものですから、経営がうまくいくはずがありません。その上、フィリピンでは許認可の進み方が遅い、労働法が従業員贔屓に作られているなど、日本とは勝手が違うのをまざまざと見せつけられ、撤退に追い込まれる場合が多々あります。
倒産情報をまとめてみました。
また、近年ではセブで学校乗っ取り事件も発生するなど、入学後も学校が存続するかどうかの経営状態を見極めることも大事になってきています。
▽学校乗っ取り事件▽


フィリピン留学中の生の声が聞こえる「フィリピン留学関連ブログ」
留学エージェントは当てにならない。それでは一体何を頼りに情報収集をすべきなのでしょうか。
それは留学生が書いたブログ。語学学校のインターンが仕事の合間に片手間でやっているブログではなく生徒として来た留学生が学校の無言の圧力に屈することなく書いているブログを探すと良いでしょう。


基本的に語学学校の息のかかっているメディアは、良いことばかりをフューチャーして、悪いことを書いている場合が少ないです。


100%完璧な語学学校なんて存在しないのですから、予めその学校のメリット・デメリットを知ってから行くのと、知らずに行くのではその後の留学生活に大きく影響される場合が多いです。


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